キヤノンが南ア代表13番のクリエル獲得! ストーマーズのマレー、天理大出身の松山も入団
キヤノンイーグルスは5月15日、2019-2020シーズンの新入団選手として、南アフリカ代表のユーティリティBKであるジェシー・クリエル(25歳)、同じ南ア出身で現在ストーマーズに在籍しているWTB/FBのSP・マレー(30歳)、そして天理大学出身のSH松山光秀(23歳)を獲得したことを発表した。
南ア代表“スプリングボックス”のBKとして40キャップを持つクリエルは、今年のワールドカップでグリーン&ゴールドジャージーの背番号13が有力視されている世界的プレーヤー。イングランドのノーサンプトン・セインツも獲得に動いていたといわれるが、元南ア代表ヘッドコーチのアリスター・クッツェーが指揮を執るキヤノンイーグルスを選んだ。かつてNTTドコモレッドハリケーンズでプレーしたことがあり、二度目のジャパンラグビートップリーグ参戦となる。
クッツェー ヘッドコーチは、「クリエル選手のような経験豊富なスプリングボックスをキヤノンイーグルスに迎えることができ、とてもエキサイティングな気持ちです。フィールド内、外でのチームへの貢献度が非常に高い選手であり、楽しみにしています」とコメントした。
マレーは長距離のゴールキッカーとして知られ、ハンドリングも巧みで、勇ましいラインブレーカーである。2018年のカリーカップ(南ア国内最高峰大会)得点王。
イーグルスの指揮官は、「マレー選手はユーティリティなアウトサイドBKであり、かつ、優秀な左利きのキッカーです。非常にスキルフルでもあるので、イーグルスのアタックに新たな価値を与えてくれる選手です。プロフェッショナルで真のチームマン」と高く評価している。
松山は2018年に天理大学を卒業後、ニュージーランド留学を経験し、トップリーグチーム入りを目指していた。そしてイーグルスの練習に参加するチャンスを得、強い印象を残して契約に至ったという。
同じSHとして日本代表のベテランである田中史朗もイーグルスの新戦力となり(パナソニック ワイルドナイツから移籍)、ほかにも有能なライバルがおり厳しい競争が待っているが、クッツェー ヘッドコーチは「この若き才能はキヤノンのSHのポジションの層を厚くしてくれる」と期待している。