海外 2019.05.05

南アのポールルース高がサニックスワールドユース圧巻V! 桐蔭学園は初の3位入賞

[ 編集部 ]
南アのポールルース高がサニックスワールドユース圧巻V! 桐蔭学園は初の3位入賞
スタンドまで衝撃が伝わるような激しい肉弾戦が数多く繰り広げられた決勝戦(撮影:AKIHIRO HAYANAMI)

 福岡県宗像市のグローバルアリーナで4月28日から開催されてきたサニックスワールドユース交流大会は5月5日に最終日が行われ、南アフリカのポールルースジムナジウムが決勝でセントピーターズカレッジ(ニュージーランド)に52-5で快勝し、2015年の第16回大会以来2回目の優勝を果たした。

 ともに予選プールから無敗で勝ち上がった両校の激突となった決勝戦。立ち上がりからお互いの意地とプライドが激しくぶつかり合う中、セットピースと状況対応力で上回ったポールルースジムナジウムが時間の経過とともに試合の主導権を握った。開始3分に先制トライを許したものの、FWのパワープレーを軸に2本のトライとPGで17-5とリードして前半を折り返すと、後半はさらに接点で圧力をかけてセントピーターズを追い込む。我慢しきれなくなった相手が反則を重ねるのに乗じて着実にスコアを重ね、終わってみれば6T5G4PGを挙げる圧勝で参加16チームの頂点に立った。

前日までの戦いぶりから一段と迫力を増したパフォーマンスで圧巻の優勝を果たしたポールルースジムナジウム
(撮影:AKIHIRO HAYANAMI)

 なお国内勢では、春の全国選抜大会王者・桐蔭学園がSO伊藤大祐主将を軸にした持ち前のスピーディーなラグビーを存分に発揮し、3・4位決定戦でウェーバリーカレッジ(オーストラリア )を40-19で破って同校史上最高成績となる3位でフィニッシュ。大阪桐蔭はウェールズのカーディフアンドベールカレッジに51-42、京都成章はイングランドのエクセターカレッジに38-31で勝利し、それぞれ5位、7位に入賞した。

 また9~16位決定トーナメントの決勝では、東福岡が62-38で予選プールに続いて中部大春日丘を撃破。そのほか、11位決定戦では京都工学院がザブリティッシュスクールズ(ウルグアイ)に40-45、13位決定戦は佐賀工業がエニセイ-STM(ロシア)に42-40、15位決定戦は流経大柏がペクシンハイスクール(韓国)に66-21という結果で大会を終えた。

昨年に続いて、参加チームの中で出場機会が少なかったメンバーによる
混成チーム同士のエキシビションマッチも催された(撮影:AKIHIRO HAYANAMI)

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