2日目はもっと攻め続ける。男子セブンズ日本代表、初戦・南ア戦敗戦で教訓得る。
2日目以降の戦いに希望を持たせる戦いに見えた。
HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019第7戦香港大会が4月5日から始まった。プールAに入った男子セブンズ日本代表は、この日、初戦の南アフリカ戦を戦う。7-22と敗れるも、先手を取るなど前半は健闘した。
先制トライは試合開始後1分だった。
決めたのはリサラ シオシファ。敵陣深くに攻め込んでできたラックから、ディフェンダーのいないスペースにボールを持ち出す。走り切った(ゴールも決まり7-0)。
その2分後、ラインアウトからの攻撃で大きくボールを動かされてトライを奪われて迫られるも、日本の攻撃は通用していた。
前半を終えて7-5。後半に期待できる内容だった。
しかし、残りの7分は南アフリカの時間となる。
開始1分過ぎ、蹴り込んだキックのレシーブからカウンターアタックを仕掛けられた。大きなスペースをスピードランナーに走られ、トライを許す。
その1分後にはヴェルナー・コックに個人技で抜かれた。さらにキックパスを見事に通されて計2トライ。後半は失速したままだった。
試合後、共同主将のひとり小澤大は、「入りはよかった」とチームの見せた集中力に手応えを得ていた。
「すばやく、強く、正確に。この3つを柱に、チームは準備を重ねてきました。それらをやれたのが前半」
ただ、試合を通して遂行できなかった。
「後半はサポートが遅れたりした。勝負どころのスタンダードをもっと高めないと」
岩渕健輔ヘッドコーチは、自分たちの攻撃は通用していると評価した。
その一方で、ただボールをキープし続けるだけでなく、アタックし続け、相手を疲れさせないといけないと話した。
2日目はサモア、スコットランドを自分たちの得意な時間帯での勝負に引きずり込み、勝利を手にする。