サンウルブズ追加招集の立川がライオンズ戦12番! 山沢ベンチ入りでデビューへ
2020年を最後にスーパーラグビーから除外されることになったと報道されている(3月22日に正式発表される見通し)日本チームのサンウルブズは、ファンも動揺するなか、23日にシンガポール・ナショナルスタジアムでライオンズ(南アフリカ)と対戦する。今季これまで1勝4敗。課題となっている規律の改善に努め、2勝目を狙う。
沖縄でキャンプを実施していた日本代表ワールドカップトレーニングスコッドから数人が合流し、PRの三上正貴と具智元、LOグラント・ハッティング、FB山中亮平が先発に名を連ね今季初出場となる。そして、同スコッドのキャンプに練習生として参加していた立川理道は、前節でインサイドCTBを務めていたキャプテンのマイケル・リトルが脳しんとうでプレー不可となったこともあり、背番号12を与えられた。
ベテランのSH田中史朗はベンチで待機し、こちらも今季初出場となりそう。さらに、サンウルブズ初参加のSO山沢拓也もリザーブに名を連ね、フィールドに足を踏み入れればスーパーラグビーデビューとなる。
立川は、「ワールドカップトレーニングスコッドのキャンプで練習してきたことをサンウルブズでも継続してできているので、スーパーラグビーという高いレベルの中で融合し、一人ひとり強みを出していきたいと思います。勝ちに貢献できるよう努力します」と奮闘を誓う。
また、日本代表の活動から戻ってこの試合から指揮を執るトニー・ブラウン ヘッドコーチは、「まずは、再びチームに戻って来られたことを嬉しく思います。開幕から5試合を終え、アウェイでの初白星という歴史を作った素晴らしい試合もありましたし、いくつもの惜しい試合もありました。どんなチームにも勝てるということを証明し、チームとしていいスタートを切ったと思います。もう少し頭を使ったスマートなラグビーをすれば、さらにいい結果につながると思います」とコメント。
ゲームキャプテンを任されたダン・プライアーは、「先週の試合での敗戦(レッズ戦、16点リードから逆転負け)はショックでしたが、その後試合映像を検証し、プレーの選択の質を高めることが大事だと認識しました。今週の試合では、より賢くプレーし、努力して勝利を得たいと思っています。日本を代表するサンウルブズのキャプテンに任命されたことは素晴らしいことです。しかし、このチームは経験豊富な選手が多く、キャンテンとしてのプレッシャーはありません。いい方向に選手たちをリードしていきたいと思います」と意気込みを述べた。
<サンウルブズ (3月23日・ライオンズ戦) 試合登録メンバー>
1.三上正貴(東芝) 2.坂手淳史(パナソニック) 3.具智元(ホンダ) 4.グラント・ハッティング(神戸製鋼) 5.トム・ロウ(―) 6.ベン・ガンター(パナソニック) 7.ダン・プライアー(主将/宗像サニックス) 8.ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(―) 9.ジェイミー・ブース(―) 10.ヘイデン・パーカー(神戸製鋼) 11.セミシ・マシレワ(近鉄) 12.立川理道(クボタ) 13.ジェイソン・エメリー(宗像サニックス) 14.ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ) 15.山中亮平(神戸製鋼)
〔リザーブ〕
16.ネイサン・ベラ(―) 17.アレックス・ウォントン(リコー) 18.山下裕史(神戸製鋼) 19.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機) 20.アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム) 21.田中史朗(パナソニック) 22.山沢拓也(パナソニック) 23.ホセア・サウマキ(キヤノン)