ワールドカップ 2019.03.04

さわやか+機能的。W杯開幕200日前に大会運営スタッフユニフォーム発表。

[ 編集部 ]
さわやか+機能的。W杯開幕200日前に大会運営スタッフユニフォーム発表。
このユニフォームを着たスタッフたちが大会を支える。(撮影/松本かおり)
大会PRキャプテンの舘ひろしさん。(撮影/松本かおり)

 大会の基本カラーである濃いブルー、サックスブルー、そして黄色が、さわやかに配色された。
 大会200日前となる3月4日、2019年9月20日に開幕するラグビーワールドカップの大会運営スタッフ『TEAM NO-SIDE』が着用するユニフォームの発表会が開かれた。
 大会期間中、組織委員会職員・その他スタッフ(約1000人)および大会ボランティア(約1万3000人)が着用する。

 基本コンセプトは「一体感」、「笑顔」と「思い出」。
 株式会社カンタベリーオブニュージーランドジャパンの製作責任者は、「たくさんの人の中で目立つようにしました。基本カラーを使って一体感を感じてもらえると思います。ファンを笑顔で迎え入れるボランティアの皆さんを、モノ作りのノウハウを使い、支えます。そして、一生に一度という誇り、思い出を持てるようにしました」と話した。

 この日、ユニフォームのモデルと登場したのは、実際にボランティアスタッフとして大会を支える6人と、大会のPRキャプテンを務める俳優の舘ひろしさんだ。
 それぞれが、半袖ポロシャツ、長袖ポロシャツ、ジャケット、パンツにキャップ、バックパック、ウォーターボトルとそのホルダーを身につけて壇上に立ち、着心地を話す。
 神奈川・横浜会場でスタッフサポートをおこなう予定の竹澤正剛さんは、「軽くて快適」と着心地を口にした。

 この日登場した6人は、自分たちが実現したい「一生に一度」について、それぞれ発表した。
 その中のひとり、安田十四雄(やすだ・としお)さんは88歳。今大会のボランティアスタッフの中で最高齢参加者のひとりだ。神奈川・横浜市の会場でスタッフサポートを務める。
 実現したい「一生に一度」について、スケッチブックにこう書いた。
「一生に三度」
 1998年の長野冬季五輪、2002年のサッカーワールドカップでのボランティア経験もある。3度目の今回に、あたたかなサポート精神を注ぐ。

 舘ひろしさんは、あらためて「ラグビーというスポーツは本当に素晴らしい。日本国内で、もっと広めたい」と話し、節目の日に高鳴る胸の内を明かした。
「大会にどういう選手が選ばれるのか楽しみです。世界中の選手たちのうち、誰が大会でスタメンになるのかな。2015年のワールドカップにも足を運びました。あの感動は実際に足を運ばないと分からない」

 PRキャプテンは、大会成功の一部を担うボランティアスタッフへの心づかいも口にした。
「9月はまだまだ暑いので、水筒にはしっかり水を入れてくださいね」
 会場にいる全員を笑顔にして、お披露目会を締めくくった。

PICK UP