サントリーの沢木監督が退任 2015W杯戦士のPR畠山もサンゴリアス退団
2016、2017年度にトップリーグと日本選手権の連覇を果たしたサントリーサンゴリアスの沢木敬介監督(43歳)が、勇退することが2月22日に発表された。U20日本代表ヘッドコーチ、日本代表コーチングコーディネーターを経て2016年に監督就任し、前年度9位だったチームを再建して頂点に導いたが、3季目の2018-19シーズンは神戸製鋼コベルコスティーラーズに敗れて2位に終わり、カップ戦のタイトルも逃していた。
永島幸一シニアディレクターや山岡俊FWコーチらも退任する。
選手では、11年間在籍した日本代表78キャップ保持者のPR畠山健介(33歳)がサンゴリアスを去る。入団した2008年度にトップリーグの新人賞を受賞し、ベストフィフティーンに選ばれること6回。リーグ通算出場は130試合に到達した。
2015年のワールドカップで日本代表の歴史的な3勝に貢献し、2016年にはニューカッスル・ファルコンズに加入してイングランド最高峰リーグのプレミアシップでもプレーした畠山。サントリーとはプロ契約だったため、現役続行ならば移籍となる。
そして、畠山と同期入団で11年間在籍したWTB長友泰憲(33歳)もサンゴリアスのジャージーを脱いだ。15人制と7人制の両方で国際舞台を経験したスピードスターであり、トップリーグのリーグ戦では通算40トライを記録した。
そのほか、2009~2010年に日本代表PRとして6キャップを獲得し、LOでもプレーした仲村慎祐(31歳)も勇退。ジュニア・ジャパン、U20日本代表の経歴を持ち4年在籍したLO寺田大樹(26歳)も退団が決まった。
外国人選手では、オーストラリア出身のWTB/CTBキャンベル・マグネイ(22歳)、SHマット・ルーカス(27歳)、PRセミセ・タラカイ(27歳)、南アフリカ出身のFL/NO8クリス・アルコック(30歳)も退団が決まった。