日本代表 2019.02.05
無駄な時間は過ごさない。リーチ主将、「W杯で6試合戦い抜く土台作る」。

無駄な時間は過ごさない。リーチ主将、「W杯で6試合戦い抜く土台作る」。

[ 編集部 ]



 2015年、ワールドカップイヤーが始まった頃のチーム状況と現在を比べ、「全部違う」と言い切った。
「あの頃は(日本の)スーパーラグビー(参戦チーム)もなかったし、海外でプレーしている選手もわずかだった。今回の方が上。前回は(1991年大会で1勝しただけの)チャレンジャーだったけど、今回は前回大会で3勝して強いメンタルを持っています」
 自身が充実期にあるタイミングに日本でのワールドカップが開催されることについて、「こんな大きなチャンスは二度とない。楽しみだし、責任を強く感じる」と話す。

 シックスネーションズの視察のため、ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ不在の中で始まった今回のキャンプ。その影響か「ピリピリ感はなかった」と、リーダーは感じた。
 リーチ主将は、それでいいと言った。
「(緩みに)流されないようにしていれば問題ない。監督が来たら練習の質が上がるようなチームなら、レベルが低いと言うこと」
 もう、そんなチームではない自信がある。

オンとオフは切り替えながらも、キャンプ中はラグビーに集中しよう。そんな空気を作るため、「24/7」をスローガンに掲げる。
「トゥエンティーフォー・セブン」(24時間/1週間)
 6週間のキャンプ中、無駄な時間を過ごすことはやめようという呼びかけた。リフレッシュした心身を、あらためて戦闘モードに持っていく大切な時間。土台をより大きく、しっかりと築けたなら、その先に残す結果も大きくなると信じているからだ。
 すべてが終わったときに悔やむことだけはしたくない。


「4年前とは全部違う」チームになった。(撮影/松本かおり)

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