セブンズ 2019.01.27

ワールドセブンズシリーズで苦戦続く男子日本 NZ大会は招待チームにも敗れ最下位

[ 編集部 ]
ワールドセブンズシリーズで苦戦続く男子日本 NZ大会は招待チームにも敗れ最下位
アルゼンチン選手を追う野口宜裕(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby )

 1年半後に東京で開催されるオリンピックでメダル獲得を目指す男子セブンズ日本代表だが、強豪相手に世界中を転戦するワールドラグビーセブンズシリーズで苦戦が続いている。
 12月におこなわれた第2ラウンド・ケープタウン大会(南アフリカ)に続き、今年最初の大会となった第3ラウンド・ハミルトン大会(ニュージーランド)でも5試合戦ってすべて敗れ、最下位(15位タイ)に終わった。

 大会2日目の1月27日、プールステージで下位だったチームによるチャレンジトロフィートーナメントに臨んだ日本は、同準々決勝でアルゼンチンと対戦し、0-35で屈した。
 序盤、自陣でパスをインターセプトされて最初の失点につながった。相手選手を弾き飛ばすリサラ シオシファの力強いラン、副島亀里ララボウ ラティアナラの強烈なタックルで会場が沸いたときもあったが、この試合の日本の防御網は緩く、キックスキルも巧みだったアルゼンチンにトライを重ねられた。逆に相手の堅い守りを崩すことはできず、今大会3試合目の完封負けとなった(初日、ニュージーランド戦 0-52、カナダ戦 0-26)。

 13位以下のトーナメントに回り、第1ラウンド・ドバイ大会以来の勝利を手にしたかった日本だが、格下である招待チームのトンガにも7-31で敗れた。
 キックオフで反則を犯し、ラインアウトでもエラーを出すなど、序盤に自ら流れを悪くした日本。前半2分すぎには自陣深くでのスクラムでプレッシャーをかけられボールを失い、先制を許した。フィジカルが強いトンガ相手にブレイクダウンでも苦戦。
 0-21で迎えた後半のキックオフ後、本村直樹がビッグゲインしてチャンスとなったが、ゴール前でつかまり、ノットリリースザボールの反則で好機を逃した。その後、相手にイエローカードが出たものの数的有利を活かせず、人数が同数に戻るとすぐに失点。後半5分、野口宜裕が突破して、坂井克行、吉澤太一とつなぎ1トライを奪い返したが、最後はトンガ選手が80メートル近く走り切って締めくくり、日本は敗退となった。

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