国内 2019.01.01

7人制王者の流経大柏が花園8強入り V奪還狙う東福岡も準々決勝へ

[ 編集部 ]
7人制王者の流経大柏が花園8強入り V奪還狙う東福岡も準々決勝へ
力強く前へ出る流経大柏のキャプテン、PR葛西拓斗(撮影:松本かおり)

 夏の全国高校7人制大会で優勝した流経大柏(千葉)が、ノーシードからの頂点を目指した京都成章を45-14で下し、花園で8年ぶりの準々決勝進出を決めた。

 拮抗した戦いとなり、最初にスコアボードが動いたのはハーフタイム前の33分だった。流経大柏が敵陣22メートルライン内のスクラムからボールを動かし、タテへの力強い突進とクイックリサイクルの連続でゴールに迫り、PR神田剛がタックルを受けながらも粘って、ターンを使ってインゴールにねじ込み先制した。
 7-0で折り返した流経大柏は後半3分、バックス展開でループをはさんで崩し、敵陣深くに入ってたたみかけ、キャプテンのPR葛西拓斗がインゴールに突っ込みフィニッシュした。6分には敵陣でのラインアウト後、SH諸井琉哉がわずかなスペースを突いてゴールへ駆け抜け、19-0とリードを拡大。
 その後、京都成章に1トライを奪い返され12点差とされた流経大柏だが、13分に敵陣深くに入ると、連続攻撃からSO家村健太が絶妙のキックでインゴールにボールを転がし、いち早く反応したWTB當眞慶が押さえて貴重な5点を獲得した。16分にもLO篠澤輝のダイナミックな走りからチャンスとなって連続攻撃をFB浅見亮太郎がフィニッシュし、リードを拡大。
 京都成章は20分にCTB長森雅大が中央突破でトライを奪い返したが、流経大柏が終盤、FWのパワープレーとFL當眞真の独走で加点し、熱闘はノーサイドとなった。

途中出場から奮闘した東福岡のPR小西優治(撮影:松本かおり)

 そして、2年ぶりの優勝を狙うAシードの九州王者・東福岡は、八幡工業(滋賀)から12トライを奪って80-7と圧倒。
 八幡工の勇敢なチャレンジは金星に届かなかったものの、後半22分、ラインアウトから渾身のモールで押し込んでPR榎本陸谷がトライを取り切り、確かな足跡を残した。

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