国内
2018.11.18
明大が対抗戦で帝京大を圧倒! 22季ぶりの大学日本一へ自信つける勝利
ブレイクダウンで絡む明治のHO武井日向。171センチの身長も、類まれなタフさを見せた
(撮影:YANO TOSHIHARU)
22季ぶりの大学ラグビー日本一を目指す明治大学が、9季連続で王座に君臨している帝京大学を秋の戦いで圧倒した。東京・秩父宮ラグビー場で11月18日、両チームは関東大学対抗戦Aでぶつかり、23−15で明治が快勝した。
昨年度の大学選手権決勝で涙をのんだ明治だが、今年は春季大会、夏の練習試合でも帝京を倒しており、ライバルに3連勝。シーズンのクライマックスとなる大学選手権へ向けて大きな自信をつけた。
先制したのは明治だった。前半5分、スクラムで押し勝ってペナルティを得、FB山沢京平がPGを決めた。10分にもゴール前のスクラムでプレッシャーをかけて、主将のSH福田健太が持ち出して間隙を突き、オフロードパスをもらったCTB渡邉弐貴がインゴールに飛び込んだ。
明治の堅い守りに苦しんでいた帝京は、28分にPGで3点を返す。
しかし明治も34分にショットで3点を追加し、13−3となった。
前半終了前、帝京はハーフウェイ中央付近のスクラムから右に展開してWTB宮上廉が抜け出し、FB竹山晃暉、WTB木村朋也とつないで右隅にフィニッシュ。5点差に詰めて折り返した。
しかし後半も先に主導権を握ったのは明治で、42分(後半2分)、自陣のスクラムでまたも圧倒してターンオーバーとなり、CTB森勇登がキックしたボールをチェイスしたWTB高橋汰地が確保してゴールに持ち込んだ。20−8。
明治の粘り強いディフェンスをなかなか崩せなかった帝京は63分、FB竹山のカウンターランでチャンスとなり、パスをもらったCTB尾?泰雅が連続ゲイン、サポートした仲間につないで、WTB木村がチームアタックをフィニッシュした。20−15。
しかし、終盤にもFWでプレッシャーをかけ続けた明治が75分にPGで大きな3点を追加し、リードを守り切って熱闘を制した。
関東大学対抗戦Aの今季成績は、これで両チームとも5勝1敗となり、2試合を残して4勝1敗の慶應義塾大と早稲田大にも優勝のチャンスがある。
帝京は12月1日の筑波戦が最終戦となり、明治は12月2日に早明戦をおこなう。