国内 2018.09.09

早稲田、開幕戦で筑波に完勝。ディフェンスで前に出て、後半突き放す

早稲田、開幕戦で筑波に完勝。ディフェンスで前に出て、後半突き放す
出色の活躍・早大CTB中野将伍の突進(撮影:長岡洋幸)
早大 55−10 筑波大。
対抗戦の開幕を飾る試合が、9月9日、埼玉・セナリオハウスフィールド三郷で行われ、早大(昨季対抗戦4位)が筑波大(同5位)を55−10(前半17−3)で破った。
「ホッとしました」と早大の指揮1年目の相良南海夫監督が頬をほころばせる。
「開幕で相手が筑波、我々にとっては大切な試合だった。とにかく勝つことが第一目標だったが、内容も良かった」(相良監督)
早大にとって筑波大は、春季大会の対戦(5月)で敗れている(早大21−38筑波)相手。早大・三井大祐スキルコーチは、「春、夏の筑波を見て準備してきたこと、みんなで『筑波戦ではこれをやろう』と言っていたことがグラウンドで表せた」と会心の笑顔で振り返った。
早大は創部百周年の勝負のシーズンに、監督を相良南海夫氏に託した。そして監督が春から最重要視してきたのはディフェンス。さらにこの日は攻守に「仕掛ける」マインドがテーマとして挙がっていた。
後半早々のトライが、流れを決定づけた。
ハーフタイム早大17−3筑波で折り返したゲームで、4分に早大が奪ったトライで22−3に。ディフェンスから、筑波のボールを奪ってもぎ取ったトライは、まさに仕掛けて取った1本。スコア的にも、内容的にも、大きかった。
後半20分に27−3として勝利を手繰り寄せた早大は、その後4トライを積み上げて難敵を突き放した。
相良監督は初勝利を喜びながらも「初戦はもちろん、これからも一戦一戦を見ていくだけ」と、この日圧力を受けたスクラムなどを課題に挙げた。

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