海外 2018.09.04

開幕戦後にクビ… 混乱するレスター・タイガース、1年半で指揮官3人解任。

開幕戦後にクビ… 混乱するレスター・タイガース、1年半で指揮官3人解任。
今季わずか1試合でレスターを去ったマット・オコナー(Photo: Getty Images)

2

今季開幕戦でエクセターに大敗した白ジャージーのレスター(Photo: Getty Images)
 イングランド最高峰リーグのプレミアシップは先週末に2018-19シーズンが開幕したばかりだが、レスター・タイガースは9月3日、わずか1試合を終えただけでマット・オコナー ヘッドコーチの解任を発表した。
 プレミアシップで最多10回の優勝を誇るレスターだが、2012-13シーズンを最後に王座から遠ざかっており、2017年1月、ヘッドコーチ/ディレクター・オブ・ラグビーとして8年間チームを率いてきた元イングランド代表HOのリチャード・コッカリルをクビにすると、臨時で代役を務めた元ニュージーランド代表のアーロン・メイジャーも数か月で退任。そして、同年4月からオーストラリア人のオコナーが指揮を執っていたが、勝率は5割で、今季開幕戦ではエクセター・チーフスに6-40と大敗していた。
 2010年から3季レスター・タイガースのヘッドコーチを務めて2012-13シーズンの優勝に導き、その後、レンスター(アイルランド)の指揮官となって1年目にプロ12のタイトルを獲得したオコナー。しかし、タイガースに復帰して臨んだ昨シーズンは5位に終わって14季ぶりにプレミアシップのプレーオフ進出を逃し、プレッシャーがかかっていた。
 英メディアの『メール・オンライン』によれば、オコナーはオフシーズン中は母国のオーストラリアに帰国し、レスターに戻ったのはシーズン開幕のわずか2週間前だったといわれており、経営陣の心証を悪くしていたかもしれない。
 次節からは、この名門クラブで16年間プレーしキャプテンも務め、8回のプレミアシップ優勝と2回の欧州制覇を遂げて、引退後の2013年からアシスタントコーチとしてチームを支えてきた、元アイルランド代表BKのジョーダン・マーフィーが暫定的に采配を振る。

3

新たにレスターの指揮を執ることになったジョーダン・マーフィー(Photo: Getty Images)

PICK UP