国内 2018.05.05

フィジーの高校がワールドユース初優勝で新たな歴史! 大阪桐蔭は健闘4位

フィジーの高校がワールドユース初優勝で新たな歴史! 大阪桐蔭は健闘4位
決勝で先制トライを挙げたフィジーのFLイリキミ・トロシ・ヴナキ(撮影:太田裕史)
 快晴、爽やかな春風がそよぐ好コンディションに恵まれた5月5日のグローバルアリーナ。絶好のラグビー日和の中、サニックスワールドユース交流大会2018の最終日が行われ、フィジーのラトゥカンダヴレヴスクール(RKS)が決勝でニュージーランドのヘイスティングスボーイズハイスクールに35-5で勝利し、同国勢で初めて本大会のタイトルを獲得した。
 試合は序盤からRKSペースで進んだ。開始直後に相手がノックオンしたボールを拾ったFLイリキミ・トロシ・ヴナキが一気にインゴールまで駆け抜けて先制すると、その後も堅固なディフェンスでヘイスティングスのパワフルな縦突進をことごとく押し戻し、圧力をかける。フィジアンらしい変幻自在のつなぎでスコアを重ね、21-5とリードして前半を折り返し。後半に入っても再三のビッグヒットでヘイスティングスをあおり続け、優勢にゲームを進める。残り15分を切ったところから2トライを加える文句なしの内容で、世界8か国から集まった16校の頂点に立った。
 また3位決定戦では大阪桐蔭がオーストラリアのセントオーガスティンズカレッジに大健闘。41-46と惜しくも5点差で勝利はならなかったが、果敢な攻守で大柄な相手と互角に渡り合った堂々たる戦いぶりに、観客席から多くの拍手が贈られた
(文:直江光信)

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サニックスワールドユースで新たな歴史を刻んだラトゥカンダヴレヴスクール(撮影:太田裕史)

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接戦となった3位決定戦の大阪桐蔭×セントオーガスティンズカレッジ(撮影:太田裕史)
<サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2018>
▼決勝戦
ラトゥ カンダヴレヴ スクール(フィジー) 35−5 ヘイスティングス ボーイズ ハイスクール(NZ)
▼3位・4位決定戦
セント オーガスティンズ カレッジ(豪州) 46−41 大阪桐蔭高校(大阪)
▼5位・6位決定戦
フレイムズビー ハイスクール(南ア) 38−36 東福岡高校(福岡)
▼7位・8位決定戦
桐蔭学園高校(神奈川) 26−17 長崎北陽台高校(長崎)
▼9位・10位決定戦
エクセター カレッジ(イングランド) 68−47 東海大学付属大阪仰星高校(大阪)
▼11位・12位決定戦
報徳学園高校(兵庫) 56−14 尾道高校(広島)
▼13位・14位決定戦
東海大学付属相模高校(神奈川) 22−15 エニセイ-STM(ロシア)
▼15位・16位決定戦
ジエングオ ハイスクール(台湾) 43−24 秋田工業高校(秋田)

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