国内
2018.05.01
サニックスワールドユース 初優勝目指す日本勢は東福岡など4校が準々決勝へ
福岡県宗像市のグローバルアリーナで開催されている高校生のラグビー国際大会、『サニックス ワールドラグビーユース交流大会2018』(男子15人制)は、5月1日までにプールステージの全試合が終了し、準々決勝に進む8チームが決まった。
過去18回はすべて海外勢が制してきたこの大会。初優勝を目指す日本勢は4チームがベスト8入りした。
2016年大会決勝で悔しさをかみしめ、昨年は3位だった地元チームの東福岡は、初日に南アフリカのフレイムズビー ハイスクールを30−26で下すと、報徳学園(兵庫)と尾道(広島)にも連勝し、プールBを1位通過でノックアウトステージに進む。
その東福岡と準々決勝で対戦するのは、近畿王者の大阪桐蔭。プールCの初戦でフィジーのラトゥ カンダヴレヴ スクールに5−41と完敗したものの、エニセイ-STM(ロシア)と東海大学付属相模(神奈川)を破り、2位通過で優勝争いに残った。
今春、その大阪桐蔭を倒し全国高校選抜大会連覇を遂げた桐蔭学園(神奈川)は、プールDの初戦でオーストラリアのセント オーガスティンズ カレッジに敗れたが、2日目にイングランドのエクセター カレッジを28−14で下して8強入りに望みをつなぎ、最終戦では秋田工業に53−12で勝って総勝点9とした。そして、2日目終了時点で桐蔭学園より総勝点が1ポイント多かったエクセターが最終戦でオーストラリアのチームに逆転負けしたため、桐蔭学園のベスト8入りが決まった。
桐蔭学園は5月2日におこなわれる準々決勝で、プールAを全勝1位で通過したニュージーランドのヘイスティングス ボーイズ ハイスクールと対戦する。
そして、8強入りした日本勢もう1チームは、長崎北陽台。プールAの2戦目でニュージーランドチームに26−33と惜敗したが、昨年度の国内チャンピオンである東海大学付属大阪仰星との1勝1敗同士対決を28−21で制し、ベスト8入りを決めた。
長崎北陽台は準々決勝で、プールD1位のオーストラリアチームに挑む。
準々決勝もう1試合は、プールCで圧倒的強さを見せたフィジーチームとプールB2位通過の南アチームが激突する。
東海大大阪仰星、報徳学園、尾道、東海大相模、秋田工業は、ジエングオ ハイスクール(台湾)、エニセイ-STM(ロシア)、エクセター カレッジ(イングランド)とともに、9位〜16位決定トーナメントに臨む。