海外 2018.02.24

マフィ、ゲニアなど奮闘して“新生”レベルズ快勝発進! 気分よく来日へ

マフィ、ゲニアなど奮闘して“新生”レベルズ快勝発進! 気分よく来日へ
レッズのジェームズ・タットル(左)からボールをもぎ取ろうとするレベルズのウィル・ゲニア
(Photo: Getty Images)
 今年のスーパーラグビーにおいて、日本代表選手で唯一、海外のチームに所属するアマナキ・レレィ・マフィは、レベルズの背番号8をつけて2月23日にホームのメルボルンで開幕を迎え、レッズとのオーストラリアダービーを45−19で制した。
 マフィは両チーム最多となる17回のボールキャリーでハードな走りを繰り返し、ターンオーバーには3回成功、タックルやキックチェイスでも相手にプレッシャーをかけるなどし、勝利に貢献した。前半と後半の途中に右足首の治療を受けるシーンもあったが、フル出場した。
 昨年は1勝しかできず最下位だったレベルズだが、フランスから帰国したSHウィル・ゲニアや、大会再編により削減対象となってしまったフォースから多くの選手と若き有能な指揮官(デイヴィッド・ヴェッセルズ)が加入し、先発にオーストラリア代表選手を9人並べた。
 経験豊かなSHゲニアは古巣レッズ相手に、巧みなパスワークでトライを生み出し、クイックタップから速攻を仕掛け、走っては自陣からのビッグゲインもあり、陣地獲得のキックでも場内を沸かせた。
 フォースから移籍してきたFBデイン・ハイレットペティは、インターセプトからの独走を含めて2トライを挙げ、メルボルンのファンのハートをつかんだに違いない。
 一方、ブラッド・ソーン新ヘッドコーチの初陣を勝利で飾りたかったレッズだが、前半9分、主将のNO8スコット・ヒギンボッサムが相手選手の頭部へ危険なショルダータックルをして一発退場となり、その13分後にはLOルカン・ツイがイエローカード、数的不利ななかで戦わなければならず、後半に失速した。
 好発進したレベルズは次週(3月3日)、東京・秩父宮ラグビー場でサンウルブズと対戦する。
 なお、23日にニュージーランドのダニーデンでおこなわれたもう1試合は、ホームチームのハイランダーズがブルーズとの点の取り合いを41−34で制している。

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ブルーズのディフェンスを突破するハイランダーズのFBベン・スミス(Photo: Getty Images)

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