国内 2017.09.15

ブルソーは今季限りでNTTドコモ退団か… ノーサンプトンと契約

ブルソーは今季限りでNTTドコモ退団か… ノーサンプトンと契約
トップリーグ再昇格をかけた昨季の九州電力戦でプレーするブルソー(撮影:Hiroaki. UENO)
 NTTドコモレッドハリケーンズに在籍して5年目となる元南アフリカ代表バックローのハインリッヒ・ブルソー(31歳)だが、闘志あふれる世界的なボールハンターである彼を日本で見られるのは今シーズンが最後かもしれない。
 プレミアシップ(イングランド)のノーサンプトン・セインツが9月13日、南ア代表23キャップのブルソーと契約を結んだと発表した。日本シーズン終了後の1月下旬に、フランクリンズ・ガーデンズをホームとするチームに加わる予定。契約期間などは明らかにされていない。
 身長181センチ、体重101キロと小柄ながら特にブレイクダウンでのファイトに強く、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦などで大ブレイクした2009年に南アの年間最優秀新人賞を受賞。2011年のワールドカップにも出場し、チーターズの選手としてスーパーラグビー80試合でプレーした経験も持つ。
 2013年にドコモの一員となり、昨シーズンは副将も務めてチームのトップリーグ再昇格に貢献していた。今季は開幕戦からゲームキャプテンを務め、9月2日のコカ・コーラ戦でトップリーグ復帰後の初勝利を果たした。
 ブルソーはノーサンプトン・セインツの公式サイトで次のようにコメントしている。
「日本で5シーズン後、私と妻は新しい挑戦のときだと思っています。日本での過去数年間は、まったく異なる環境、文化、ユニークなスタイルのラグビーを体験できたという点で本当に特別でした。私は人として、選手として成長しましたし、私とキャロライン(妻)を歓迎しサポートしてくれたNTTドコモと大阪の人々にいつも感謝しています」
 負傷により第4節の宗像サニックス戦を欠場したブルソーだが、ベスト8以上という今季目標を掲げるドコモにとって欠かせない大きな存在であり、欧州へ旅立つ前に勇姿が注目される。

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