松田力也ベンチ入りでサンウルブズデビューへ! ワイクスはSR100試合目
6月のテストマッチシーズンが終わり、今週末からスーパーラグビーが再開する。サンウルブズには多くの日本代表選手も戻り、南アフリカに遠征中だ。現地時間7月1日にジョハネスバーグで、すでにアフリカ第2カンファレンス優勝とプレーオフ進出を決めているライオンズに挑む。
今回のツアーにはリポビタンDチャレンジカップ(ル―マニア代表戦、アイルランド代表戦)の日本代表から15人が参加。ツアーキャプテンのひとりに任命された田村優はコンディション調整のためライオンズ戦は休みとなるが、LO谷田部洸太郎、FL徳永祥尭、SH内田啓介、SO小倉順平、CTBデレック・カーペンター、CTB山中亮平らがスターティングメンバーに名を連ねた。HO日野剛志、PRの山本幸輝と浅原拓真、LOヘル ウヴェ、ユーティリティBK松島幸太朗はリザーブで、追加招集されたCTB/SO松田力也もベンチ入りしてサンウルブズデビューに備える。
フィロ・ティアティア ヘッドコーチは、「同じチームカルチャーのもと、多くの選手たちがつながり続けていられることは素晴らしいことだと言えます。彼らが国の代表として得た経験は、他の代表に選ばれなかった選手たちにとっては得難い物であり、このツアーにおいて、私たちの非常に大きな力となるでしょう」とコメントした。
LOサム・ワイクスは先発で、フォース(オ―ストラリア)でのプレー経験と合わせ、この試合がスーパーラグビー100試合目となる。本人は、「私は100キャップ獲得まで、たくさんの勝利を経験してきたわけではありませんが、達成できることはとても嬉しく思います。フォースは素晴らしいチームでした。今はサンウルブズの仲間たちと次の試合で力を合わせ、試合後は盛大に祝えるよう準備を整えています」と意気込みを語った。
この試合のゲームキャプテンは、南ア出身で、かつてライオンズでもプレーしたことがあるNO8ヴィリー・ブリッツが務める。
戦う意欲に溢れているブリッツは、「この2週間、私たちはとてもハードなトレーニングを積んできました。日本代表に招集されていた選手たちも戻り、これでサンウルブズとしてチームをあげて全力を尽くせるようになりました。とてもタフな試合になると思いますが、皆とても楽しみにしています。ライオンズはこの数年、ボールを動かすとても魅力的な試合をしてきました。正しい判断とフィジカルでゲームを支配するチームです。この相手に勝つためには、戦略的にボールを動かし、ゲームを支配すること、そして攻撃においては常に良い判断をし続けることが必要だと言えます」と語り、チャレンジに燃える。
1.三上正貴(東芝) 2.坂手淳史(パナソニック) 3.山路泰生(キヤノン) 4.サム・ワイクス(パナソニック) 5.谷田部洸太郎(パナソニック) 6.徳永祥尭(東芝) 7.金正奎(NTTコム) 8.ヴィリー・ブリッツ(NTTコム) 9.内田啓介(パナソニック) 10.小倉順平(NTTコム) 11.後藤輝也(NEC) 12.デレック・カーペンター(サントリー) 13.山中亮平(神戸製鋼) 14.中鶴隆彰(サントリー) 15.笹倉康誉(パナソニック)
〔リザーブ〕
16.日野剛志(ヤマハ発動機) 17.山本幸輝(ヤマハ発動機) 18.浅原拓真(東芝) 19.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機) 20.マルジーン・イラウア(―) 21.茂野海人(―) 22.松田力也(パナソニック) 23.松島幸太朗(サントリー)