女子 2017.06.25

女子セブンズ日本代表、NZと競るも金星ならず。フランス大会初日は3連敗

女子セブンズ日本代表、NZと競るも金星ならず。フランス大会初日は3連敗
NZ戦で疾走する平野優芽(Photo: Michael Lee - KLC fotos for World Rugby)
 「HSBC ワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2016-2017」の最終・第6ラウンド、クレルモン=フェラン大会(フランス)が6月24日に開幕し、来季コアチーム昇格を決め今回招待チームとして参加した女子セブンズ日本代表は、プール戦でニュージーランド相手に健闘したものの、結局、初日は3連敗に終わった。最終日の25日は、9位以下のチームによるチャレンジトロフィー戦に臨む。
 日本は初戦で、今シリーズ総合首位を走るニュージーランドに挑み、10−21で惜敗した。
 開始40秒で先制トライを許したが、3分過ぎに平野優芽のビッグゲインで敵陣深くに入り、スクラムで再開後、再び平野がゴールに迫ってサポートも早くつき、桑井亜乃がトライを決めた。
 前半終了前に失点し、5−14で折り返した日本だったが、後半、相手にイエローカードが出て数的有利だった6分、敵陣深くでPKをもらい速攻を仕掛け、小出深冬がトライ、10−14とした。
 しかし、15人制の女子ワールドカップを1か月半後に控える主力の数名を欠いていたニュージーランドだが、層は厚い。4月の北九州セブンズでも活躍したタイラ・ネイサン・ウォンが試合終了間際に中央突破してトライを挙げ、日本は金星を逃した。
 2戦目は、ワールドカップ・セブンズ2018の開催国であるアメリカに5−33で完敗。日本は0−14で迎えた後半早々に、横尾千里が駆けてファイブポインターとなったが、パワーとスピードがあるアメリカ選手を止めるのに苦労し、5トライを奪われた。
 プールステージ最後のアイルランド戦も序盤からミスタックルが続き、5−26で敗れている。日本は出足の速いディフェンスでプレッシャーをかけようとしたが、かわされ、オフロードでつながれ失点するなど課題が出た。自分たちの得点はバティヴァカロロ ライチェル 海遥の1トライのみ。
 日本は25日のチャレンジトロフィー準決勝でイングランドと対戦する。

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