海外 2017.04.27

待望の初対決は実現せず チーフス所属のリーチはサンウルブズ戦欠場

待望の初対決は実現せず チーフス所属のリーチはサンウルブズ戦欠場
サンウルブズ戦は欠場となったチーフスのリーチ マイケル(Photo: Getty Images)
 チーフス(ニュージーランド)に所属する元日本代表主将のリーチ マイケルが、サンウルブズとして挑む日本のトッププレーヤーたちとスーパーラグビーの舞台で激突するのを楽しみにしていたラグビーファンは多かったはずだが、今週末、残念ながら待望の初対決は実現しない。チーフスは29日に地元ハミルトン(FMGスタジアム・ワイカト)でおこなうサンウルブズ戦の試合メンバーを発表し、リーチは休養のため欠場することが明らかとなった。
 今季開幕節と出場停止になった1試合を除いて、6試合すべてNO8で先発出場してきたリーチだが、最近の試合では本人も認めているとおりパフォーマンスはよくなく、途中交代が続いていた。
 リーチ不在のチーフスだが、それでも、ニュージーランド代表経験者10人(先発9人)を含む強力布陣でサンウルブズ戦に臨む。
 共同主将のサム・ケインとアーロン・クルーデンは2人ともスターターで、2015年のワールドカップ優勝メンバーであるケインはオープンサイドFLとして出場することが多いが、今回はリーチの代わりに8番をつける。オールブラックスで47キャップを重ねたSOクルーデンは、脳しんとうを起こしたタウェラ・カーバーローに代わって初先発となる20歳のルーキーSHとともにプレーメイキングする。
 2014年のワールドラグビー年間最優秀選手であるLOブロディー・レタリックも休養となるが、身長202センチで走力もある成長株のタレニ・セウがセカンドローでチャンスを与えられた。
 チーフスはラインアウト、スクラムともに安定しているが、レタリック不在の影響は出るはずだ。
 東芝の選手でもあるFL/NO8リアム・メッサムはベンチスタート。
 2011年の自国開催ワールドカップで英雄となり、三菱重工相模原やサントリーでもプレーしたスティーブン・ドナルドはインサイドCTBで先発する。
 13番は昨年大ブレイクしたアントン・レイナートブラウン。
 バックススリーでは、近い将来のオールブラックスデビューが期待されるWTBのジェームズ・ロウとショーン・スティーヴンソンはリザーブとなったが、チームで最もエキサイティングなランナーであるFBダミアン・マッケンジー(ボールキャリー数と走った距離は全チーム中トップ)は先発で攻撃の中心となるだろう。
 チーフスは現在7勝1敗と好調だが、強豪ぞろいのニュージーランド・カンファレンスでは3位であり、サンウルブズ戦はフルポイントの勝点5を獲りに行く。
<チーフス (第10節・サンウルブズ戦) 試合登録メンバー>
1.Kane Hames  2.Hika Elliot  3.Nepo Laulala  4.Dominic Bird  5.Taleni Seu  6.Tom Sanders  7.Mitchell Karpik  8.Sam Cane  9.Jonathan Taumateine  10.Aaron Cruden  11.Sam McNicol  12.Stephen Donald  13.Anton Lienert-Brown  14.Solomon Alaimalo  15.Damian McKenzie
〔リザーブ〕
16.Brayden Mitchell  17.Aidan Ross  18.Sosefo Kautai  19.Mitchell Brown  20.Liam Messam  21.Alex Nankivell  22.Shaun Stevenson  23.James Lowe

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