海外 2017.03.15

連敗スタートのブルズ 必勝を期するサンウルブズ戦で南ア代表が多数復帰

連敗スタートのブルズ 必勝を期するサンウルブズ戦で南ア代表が多数復帰
ブルズの絶対的なエースであるSOハンドレ・ポラード(Photo: Getty Images)
 ズルズルと泥沼に入っていくのか、巻き返しの足掛かりとするか。ブルズは、今週末のサンウルブズ戦をかなり重要な一戦ととらえている。
 南アフリカ勢で唯一スーパーラグビー優勝経験(3回)がある強豪チームだが、今季は開幕から2連敗。同国ライバルのストーマーズ、チーターズ相手に、伝統的な強みとしてきたスクラム、ラインアウトで圧倒できず、特にチーターズ戦ではミスを多発した。肩と膝のけがを克服し1年ぶりにフィールド復帰した南ア代表司令塔でもあるハンドレ・ポラードはまだ本調子ではなく、チームは1週間のブレイクをはさみ、課題を修正してきた。
 プレトリアで金曜夜(現地時間)におこなわれるサンウルブズ戦は今季ホーム初開催試合であり、気合いが入る。前の試合のチーターズ戦からは先発メンバーは8人代わり、ベストとは言えないまでも、強力な布陣が整った。
 一昨年の南ア最優秀選手であり、チーターズから移籍してきたLOルード・デヤハーは開幕戦で脳しんとうを起こし、安静期間を必要としていたが、スタメンに復帰する。南ア代表のレギュラー奪回を目指すCTBヤン・サーフォンテインは痛めていた背中が回復し、13番で今季初出場となる。SHには2人の南ア代表がおり、ルディー・ペイジは休養で、ピート・ファンセイルに今季初先発のチャンスが与えられた。
 オフシーズンに背中を手術した主将のHOアドリアーン・ストラウスも復活し、ベンチに座る。ゲームキャプテンはSOポラードが務めるが、大黒柱の存在はチームに安心感をもたらすはずだ。
 バックラインでは、昨年11月の欧州遠征で南ア代表デビューを果たしたWTBジャンバ・ウレンゴがエキサイティングなランナーになるだろう。15番は、前十字靭帯損傷から復活した21歳のフライヤー、ウォリック・ヘラントがつかんだ。今年、FBでプレーしている南ア代表ユーティリティBKのジェシー・クリエルはリザーブに名を連ねており、ベンチの層も厚い。
 宗像サニックスブルースでもハードワーカーぶりを証明してきたFLジャック・ポトヒエッターはチーターズ戦で脳しんとうを起こし、まだ回復しておらず、次週からのニュージーランド&日本ツアーで戦列復帰を目指す。
<ブルズ(対 サンウルブズ戦) 試合登録メンバー>
1.Pierre Schoeman  2.Edgar Marutlulle  3.Trevor Nyakane  4.Jason Jenkins  5.Lood de Jager  6.Ruan Steenkamp  7.Renaldo Bothma  8.Hanro Liebenberg,  9.Piet van Zyl  10.Handre Pollard  11.Jamba Ulengo  12.Burger Odendaal  13.Jan Serfontein  14.Travis Ismaiel  15.Warrick Gelant
〔リザーブ〕
16.Adriaan Strauss  17.Lizo Gqoboko  18.Jacobie Adriaanse  19.RG Snyman  20.Jannes Kirsten  21.Ivan van Zyl  22.Tian Schoeman  23.Jesse Kriel

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