海外
2017.01.30
サンウルブズに5人追加。 中?、江見、金、小倉、モエアキオラ!
スーパーラグビー2年目の挑戦へ向けて2月1日から始動する日本チームのサンウルブズに、強力な戦力となる5人が新たに加わることとなった。
サンウルブズを運営するジャパンエスアールは1月30日、追加招集メンバーを発表。今季サントリーの2冠達成に大きく貢献した中?隆彰と江見翔太の両WTB、昨年のサンウルブズメンバーであるNTTコミュニケーションズのFL金正奎と、チームメイトのSO小倉順平、さらに日本代表キャップ保持者の東海大WTBアタアタ・モエアキオラがスコッド入りした。
中?は今季トップリーグで17トライを挙げて最多トライゲッターとなり、MVPにも輝いた。トップリーグのベストフィフティーンも初受賞するなど、今季の日本ラグビー界で最も光った選手で、次は南半球最高峰リーグのスーパーラグビーに挑戦する。
中?より1つ年下の25歳である江見は、2015−2016トップリーグのトライ王。今季リーグ最終節の神戸製鋼戦では前半終了間際に逆転トライを挙げ、サントリーの4季ぶりのトップリーグ制覇に貢献した。
サントリーのWTB江見翔太(撮影:松本かおり)
NTTコミュニケーションズのキャプテンであるFL金は、昨春のアジアラグビーチャンピオンシップで日本代表デビューを果たし、6キャップを持つ。昨年6月には追加でサンウルブズ入りを果たし、スーパーラグビー2試合を経験している。7月のブルズ戦で左ひざの靭帯を断裂し、12月に公式戦復帰したばかりだが、ハードワーカーの金はトップリーグの後半で完全復活をアピールした。
NTTコムのFL金正奎(撮影:松本かおり)
NTTコムは今季トップリーグ5位となりチーム史上最高成績を収めたが、司令塔であるSO小倉の存在も大きかった。変幻自在のプレーメーカーである小倉は昨秋、日本代表に初選出されており、国際舞台でさらなる飛躍が期待される。
NTTコムのSO小倉順平(撮影:早浪章弘)
そして、東海大学2年生で大学選手権準優勝に貢献したモエアキオラにとってもビッグチャンスだ。トンガ出身で、もうすぐ21歳の誕生日を迎えるモエアキオラは、昨年4月の韓国戦で日本代表デビューを果たし、テストキャップ3を持つ。U20日本代表として出場したワールドラグビーU20チャンピオンシップ2016では、6トライを挙げて大会最多トライゲッターとなっており、世界を驚かせた。
サンウルブズは2月1日に集合し、2月5日から福岡県の宗像市と北九州市で強化合宿をおこなう。
東海大のWTBアタアタ・モエアキオラ(撮影:?塩隆)