元フランス代表BKポワトルノー、シャークス入りでスーパーラグビー挑戦

　ロバート・デュプレア新ヘッドコーチのもとでスーパーラグビー初優勝を目指すシャークス（南アフリカ）は10月31日、来季へ向けたトレーニングスコッドを発表し、かつてフランス代表として活躍したFBクレモン・ポワトルノー（34歳）が名を連ねた。1年契約。

　ポワトルノーはフランス代表で47キャップを重ね、2003年と2007年のワールドカップにも出場。長年、トゥールーズに所属し3回のハイネケンカップ（現 ヨーロピアンカップ）優勝に貢献してきた。

　今年、シャークスの一員だったFBウィリー・ルルー（キヤノン）はイングランドのワスプスに移籍することが決まっているため、経験豊かなポワトルノーはシャークス15番の有力候補となる。

　ダーバンを本拠地とするシャークスではかつて、同じくフランス代表でトゥールーズのスターだったSO/SHフレデリック・ミシャラクがプレーしたことがある（2008、2011−12）。

　南半球のビッグネームがベテランになって北半球へ渡るのに比べ、北半球の大物がスーパーラグビーでプレーすることは少ないが、過去にヨーロッパ出身選手では、PRクリスチャン・カリファノが2002年にブルーズ（ニュージーランド）に加入しフランス代表選手として初のスーパーラグビープレーヤーとなり、来夏にスコットランド代表ヘッドコーチに就任するグレガー・タウンゼンドは2004年にシャークスでプレー。ほかにも、イングランド代表キャップ保持者のFL/NO8ジェームズ・ハスケル（ハイランダーズ）、SOダニー・シプリアーニ（レベルズ）、PRマット・スティーヴンス（シャークス）、LOモウリツ・ボタ（シャークス）、SOアンディー・グッド（シャークス）、PRケヴィン・イェイツ（ハリケーンズ）、元ウェールズ代表のFL/NO8ガレス・デルヴ（レベルズ）などもスーパーラグビーでプレーしたことがある。