国内 2016.08.23

トップリーグ開幕直前! ヤマハ清宮監督「パナソニックに勝つ」

トップリーグ開幕直前! ヤマハ清宮監督「パナソニックに勝つ」
2016−17トップリーグ全16チームの主将(一部代理)と応援キャラクターのゴジラ
(撮影:松本かおり)
 開幕戦まであと3日となった8月23日、東京・お台場でトップリーグの全16チームの監督・主将(一部は代理)が出席して、プレスカンファレンスが開催された。
 この日、とりわけ記者の人垣が厚かったのはコカ・コーラレッドスパークスの臼井章広監督と、男子セブンズ日本代表主将を務めたFL桑水流裕策(山下昂大主将に代わって出席)。夜に福岡で激励会が開かれるため、他チームよりひとあし早い囲み取材となった。
 チームには同日付でCTBアンドリュー・ホーレルとWTB副島 亀里ララボウ ラティアナラが加入した。副島に関して臼井監督は「一昨年も(加入の)話があったが、膝に大きなケガをして契約には至らなかった」と、以前から交渉があったことを明らかにした。
「彼自身、トップリーグでプレーしたいという強い希望があった。ただ五輪が終わるまでは、と思っていたので、この数日でバタバタッと」(臼井監督)
 桑水流とともにセブンズで世界を沸かせたプレーがコカ・コーラで見られることになる。ただ、出場に関しては「15人制は身体を当てるので重さが全然違う。なるべく早く合わせたいが、現在は60パーセント」(桑水流)と、しばらく時間がかかるようだ。
 全16チームが抱負を述べた中で「見出し」になる発言をするのは、やはりこの人だった。
「パナソニックに勝って優勝を逃すか、パナソニックに負けて優勝するか。どっちを取るかと言われたら、前者を選びます」
 開幕戦でパナソニックワイルドナイツと対戦するヤマハ発動機ジュビロの清宮克幸監督だ。
 挑戦状を受けたパナソニックの堀江翔太主将は「みんなパナソニックを引きずりおろそうと来る。僕も逆の立場だったら、絶対そうする。準備は出来てます」と、正面から受けて立つ。
 開幕戦では昨季、トップリーグ応援キャラクターに就任したゴジラとのコラボ企画も実施。オリジナルグッズの販売の他に、先着1万名様にオリジナルロゴ入りステッカー(非売品)のプレゼントも。
「オリンピックが終わって、最高のタイミングでトップリーグが始まる。“ラグビーっていいなあ”と感じてもらえるようなムーブメントを起こしたい」(清宮監督)
 リオで吹いた追い風を、トップリーグでさらに勢いづけたい。
(文:森本優子)

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