各国代表 2016.06.12

『ビート レ・ブルー』ならず U20日本代表はU20フランス代表に大敗

『ビート レ・ブルー』ならず U20日本代表はU20フランス代表に大敗
先制トライを挙げるU20日本代表の高野蓮(Photo: Akio Hayakawa/Photoraid)
 イングランドで開催されている「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ 2016」は、現地時間11日にプールステージ第2節の6試合がおこなわれ、サルフォード(AJベルスタジアム)でU20フランス代表と対戦したU20日本代表は、14−46で敗れた。プールCの日本はこれで0勝2敗となった。
 目標に掲げていた『ビート レ・ブルー』を達成することはできなかった。
 日本は前半7分、敵陣22メートルライン内でのスクラムからNO8テビタ・タタフが持ち出し、走り込んできてボールをもらったSO高野蓮が防御を切り裂き先制した。この試合のスクラムは互角以上。序盤の守りにはしぶとさがあった。
 しかし、4強入りをめざすフランスは15分にPGでようやく得点すると、22分にはドライビングモールで前進し、HOが抜け出してパワーでインゴールに押さえ、逆転した。25分にはダイナミックに走ったLOをSHがサポートし、追加点。
 7−17で前半を終えた。
 日本は後半早々、フランスの13番を止められず、15点差とされる。55分(後半15分)にゴール前の密集から持ち出したNO8タタフが左隅に飛び込み、14−22としたが、フランスはリスタートのキックオフで身長202センチのLOがボールを確保し、つないでチーム4トライ目を挙げ、日本に流れを渡さなかった。
 ミスも多かったフランスだが、ボールを保持して敵陣で攻める時間が長く、71分にはWTBがフィニッシュ。
 74分にイエローカードを出され、残り時間を14人で戦わざるを得なかった日本は、試合終了前にも2トライを追加され、打倒・フランスを達成することはできなかった。
 そのほかの試合では、プールAでアイルランドが前年王者のニュージーランドと対戦し、33−24で歴史的勝利。プールBでは、ホストチームのイングランドが同じく白星発進のスコットランドを44−0と圧倒し、4強入りに近づいた。
 日本と同組のプールCで首位に立ったのはアルゼンチンで、強豪の南アフリカを19−13と初めて下した。2連勝で4年ぶりのベスト4に王手をかけたアルゼンチンは、15日に日本と対戦する。

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