海外 2016.03.19

日本代表のツイとサウがスーパーラグビーで激突。レッズ五郎丸は出番なし

日本代表のツイとサウがスーパーラグビーで激突。レッズ五郎丸は出番なし
力強い走りでディフェンスを突破するブルーズのCTBマレ・サウ(Photo: Getty Images)
 日本代表選手が所属するスーパーラグビー海外勢のレッズ(オーストラリア)とブルーズ(ニュージーランド)が19日にブリスベンで激突し、先発したレッズのFLツイ ヘンドリックとブルーズのCTBマレ・サウが80分間同じフィールドでプレーした。スーパーラグビー今季初挑戦のレッズFB五郎丸歩は、ベンチ入りしたものの出番はなかった。
 連敗ストップをめざした両チームの勝負は、25-25の引き分けに終わっている。
 前日に19歳の誕生日を迎えた7人制ニュージーランド代表のゴールデンボーイ、WTBリコ・イオアネが先発してスーパーラグビーデビューを果たし、先制トライを演出してブルーズが波に乗るかと思われた。
 しかし、レッズはツイを含む強力FWがスクラムで流れを変え、ブルーズが反則を繰り返したこともあって接戦となる。
 そして、レッズは2点を追う54分(後半14分)、身長197センチ、体重108キロの大型WTBエト・ナンブリがハーフウェイからブルーズCTBマレ・サウらを振り切って抜け出し、CTBサム・ケレヴィにつないで逆転トライ。
 その数分後、ブルーズに攻め込まれたレッズだったが、FLツイがブレイクダウンでターンオーバーし、相手に流れを渡さなかった。
 勢いに乗ったレッズは59分、自陣からつないで5点を追加。
 ツイの出足鋭いプレッシャーもあり、レッズが10点リードで終盤の戦いへ突入した。
 しかし、5年ぶりのプレーオフ進出へ向けて不調チーム相手に黒星を喫したくないブルーズが粘り、73分にトライとコンバージョン成功で3点差。
 そして、ブルーズはフルタイムを過ぎたラストアタックで20フェイズ以上重ね、これに辛抱できなかったレッズが反則を犯し、ブルーズはショットを選択して熱闘は引き分けに終わった。
 ホームで今季初勝利とはならなかったレッズだが、連敗を止めて0勝1分3敗(勝点3)。ブルーズは1勝1分2敗(勝点7)となった。

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