海外 2016.02.02

スーパーラグビーのボーナスポイント 「相手より3トライ以上多く」に変更

スーパーラグビーのボーナスポイント 「相手より3トライ以上多く」に変更
トライボーナスポイントの変更は、よりエキサイティングなゲームへとつながることが期待されている
(撮影:Yasu Takahashi)
 5か国から18チーム参加の大会に拡張(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの“スーパー15”に加え、日本のサンウルブズとアルゼンチンのジャガーズが新規参入、さらに南アのキングズが復帰)して、新しいフォーマットでおこなわれる今年のスーパーラグビー(2月26日開幕)。大会を運営するSANZAARは80分間にわたってより競争の激しいゲームにしようと、規則の一部を変更し、なかでもボーナスポイントについては大きな議論を呼んでいる。
 これまでは勝敗にかかわらず、4トライ以上獲得したチームにはボーナスポイント1点が勝点に加算されていたが、今年のスーパーラグビーでは、相手より3トライ以上多くトライしたチームにボーナスポイントが与えられることになった。つまり、最終的に相手が2トライした場合は自チームは5トライ以上していなければトライボーナスポイントは得られない(7点差以内で負けたチームにボーナスポイント1点が与えられるのは変わらず適用される)。
 この新しいトライボーナスポイントの中身は、すでにフランスやオーストラリアの国内プロリーグで適用されてきたシステムだが、ワールドカップを含む多くのメジャー大会では「4トライ以上」によるボーナスポイントが浸透しており、変更に対して批判的な声は多い。日本代表主将のリーチ マイケルが所属するチーフス(ニュージーランド)のデイヴ・レニー ヘッドコーチなどは「観る側にとって複雑だし、実際に戦うチームにとってもやりにくい」とコメントしている。
 そのほかの変更点では、試合時間切れになったあとペナルティオプションを与えられたチームは、PKからラインアウトを選んでプレーすることも可能となった。

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