国内 2016.01.01

京都成章も8強入りで準々決勝は仰星と! 桐蔭学園は東で唯一残り、次は天理

京都成章も8強入りで準々決勝は仰星と! 桐蔭学園は東で唯一残り、次は天理

シード校の國學院栃木も倒し、勢いを増す京都成章(撮影:松本かおり)

 聖地・花園で開催されている第95回全国高校ラグビー大会は、1月1日に3回戦がおこなわれ、準々決勝に進むラスト2枚の切符を獲得したのは、京都成章と桐蔭学園だった。
 記念大会枠での出場ながら、実力は全国上位クラスといわれている京都成章は、3回戦で國學院栃木を17-15で下した。3点を追う後半10分、ボディバランスのいい1年生FB西川虎哲がダミーを使って左タッチライン沿いを振り切り、トライ。15分にはモールで押し込んで追加点を挙げ、20分には1回戦での足首負傷から復活したキャプテンのBK本郷泰司が力強いランでゴールまで走り切り、リードを広げた。國學院栃木は終盤に2トライを奪い返して2点差に詰めたものの、ミラクルを起こす時間は残っていなかった。

toin

桐蔭学園×佐賀工(撮影:松本かおり)
 関東勢の苦戦が続くなか、桐蔭学園(神奈川)は佐賀工を58-12で下している。
 桐蔭学園はキックオフからノーホイッスルで攻め続け、豪快に突進した高校日本代表候補のLO石井洋介をWTB大木魁がサポートして先制。相手がシンビンで14人となっている間に2トライを重ね、18分にもテンポよくつないで追加点を挙げると、22分にはCTB齊藤大朗の好走をきっかけにチーム5トライ目が生まれ、前半から大差がついた。
 桐蔭学園は後半も相手にプレッシャーをかけ続けて突き放し、準優勝した一昨年以来のベスト8入りを決めている。
 3回戦終了後、1月3日におこなわれる準々決勝の抽選会がおこなわれ、春の選抜大会、夏の7人制大会に続く3つ目の全国タイトル獲得をめざす東海大仰星(大阪第1)は、ジャイアントキリングを狙う京都成章との対戦が決定。連覇に燃える前年度王者の東福岡は、選抜大会で苦汁をなめさせられた大阪桐蔭(大阪第2)と激突する。
 東日本勢で唯一8強入りした桐蔭学園は、常翔学園(大阪第3)を倒してノーシードから勝ち上がってきた天理(奈良)と勝負。5年ぶりのベスト8入りとなった関西学院(兵庫)は、初の4強入りをめざす石見智翠館(島根)とぶつかる。
<第95回全国高校ラグビー大会 準々決勝 組み合わせ>
・京都成章(近畿・京都) vs. 東海大仰星(大阪第1)
・天理(奈良) vs. 桐蔭学園(神奈川)
・関西学院(兵庫) vs. 石見智翠館(島根)
・大阪桐蔭(大阪第2) vs. 東福岡(福岡)

8

PICK UP