国内 2015.12.28

春8強の春日丘が初戦敗退… 仙台育英と和歌山工はシード校への挑戦権獲得

春8強の春日丘が初戦敗退… 仙台育英と和歌山工はシード校への挑戦権獲得
最後までもつれた佐賀工×春日丘戦(撮影:松本かおり)
 春の全国高校選抜大会でベスト8だった春日丘(愛知)だが、冬の大舞台では1回戦で姿を消した。九州の強豪のひとつ、佐賀工業に21-24で逆転負け。先に相手に得点されても必死に食らいついた春日丘は、3点を追う後半25分、モールから抜け出したLO渡邊駿介がインゴールに飛び込みリードを奪った。しかし残り1分を切って佐賀工が敵陣22メートルライン内でアタックチャンスを得、モール前進、崩れたところをLO栗丸大輝が抜け出して逆転トライを挙げ、白熱戦に決着がついた。
 35年ぶり2回目の出場となった魚津工業(富山)は3年ぶり21回目出場の和歌山工業に5-30で敗れた。開始早々にキャプテンのPR小西貫太が豪快に突進して先制したものの、和歌山工にモールやスクラムからトライを奪われ、逆転された。その後、シンビンで1人を欠きながらもがまん強く奮闘した魚津工だったが、後半は和歌山工にテンポよく外へ回され追加点を許した。
 和歌山工は26大会ぶりの勝利。次は今季全国3冠を狙う東海大仰星(大阪第1)に挑む。
 東北王者の仙台育英(宮城)は荒尾・岱志(熊本)を39-7で下し、2回戦に進んだ。序盤に先制されたものの、モール攻撃で連続トライを奪い流れを変えた仙台育英。ディフェンスでも強さを発揮し、後半23分にはこぼれ球を拾ってからのカウンターでWTB穀田竜馬が50メートル独走し勝利を引き寄せた。試合終了間際には相手のラインアウト失敗からNO8小林壯史が長い距離を走り切り、2回戦でシード校の流経大柏(千葉)に挑戦する権利を得た。

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