国内 2015.12.27

花園開幕! 初出場・山形南は意地見せた。天理、新潟工、青森北が2回戦へ

花園開幕! 初出場・山形南は意地見せた。天理、新潟工、青森北が2回戦へ
古豪・天理に全力でチャレンジした山形南(撮影:松本かおり)
 高校生ラガーマンたちの夢舞台、花園で、第95回全国高校ラグビー大会が始まった。
 12月27日の開幕日、第1グラウンドでおこなわれた1回戦では、初出場の山形南が62回目出場の古豪・天理(奈良)に挑み、7-90で大敗したものの、試合終了間際に全員一丸となって36フェイズを重ね、初トライを挙げて大きな歴史を刻んだ。
 天理はキックオフからプレッシャーをかけ続けて計14トライ。スピード、パワーで圧倒し、ミスや反則は少なくしっかりとボールをつないだ。
 ほとんど自陣にくぎ付けにされていた山形南だったが、レフリーにラストワンプレーと告げられたあと、ラインアウトから懸命に5分以上ボールをつないでゴールラインに迫り、最後は2年生のPR吉田幸平が飛び込んで確実にグラウンディングし、山形南のプライドを示した。
 今春の全国高校選抜大会にも出場した新潟工業は岡山の津山工業と1回戦で対戦し、76-7で大勝。OBの日本代表PR稲垣啓太のように力強いFWがモールなどでトライを重ね、BKでは副将のWTB澤田尚希などが好走した。
 ともに5年連続の花園出場となった青森北と高鍋(宮崎)の対決は、24-21で青森北が逆転勝ち。残り10分を切り、9点ビハインドの青森北だったが、相手がシンビンで1人少なくなった直後の後半22分、FWがパワーで押し切り4点差に詰める。そして29分、自陣で相手キックをチャージしたSO木村修斗が自らボールを確保してゴールまで走り切り、劇的な逆転勝利となった。

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新潟工業×津山工業の熱闘(撮影:松本かおり)

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終盤に逆転トライを決めた青森北の木村修斗(撮影:松本かおり)

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