南アが自国開催セブンズシリーズで今季1冠目　ウェリントン大会は日本も参戦

新戦力のデヨーンやホーハートも活躍し、ホームで優勝した南ア7人制代表“ブリッツボッカ”

（Photo: Martin Seras Lima/World Rugby）

　ワールドラグビー男子セブンズシリーズの今季第2ラウンドが先週末にケープタウンでおこなわれ、開催国の南アフリカが優勝した。プールステージでケニアに敗れ、2位通過で13日のカップトーナメントに進んだ南アは、準々決勝でオーストラリアを25-5で下し、準決勝はフランスに21-12で勝利。決勝ではアルゼンチンと対戦し、17-14で迎えた後半5分にシアベロ・セナトラがこの試合2つ目のトライを挙げてリードを広げると、終盤にはブレイクスルーしたチェスリン・コルビをライノー・ベンジャミンがサポートしてフィニッシュし、29-14で歓喜の瞬間を迎えた。

　第1ラウンドのドバイ大会を制したフィジーと、シリーズチャンピオン12回という圧倒的戦績を誇るニュージーランドは準々決勝敗退。アフリカの地で初のカップ獲得に燃えたケニアは、準決勝でアルゼンチンに食らいついたものの22-24で惜敗した。

　第3ラウンドは来年1月末にニュージーランドの首都ウェリントンで開催される。地元大会ということもあり、オリンピック出場をめざすソニービル・ウィリアムズもオールブラックス・セブンズの一員として参戦するかもしれない。同大会には日本も招待チームとして出場することとなり、アルゼンチン、フィジー、ウェールズと一緒のプールBに入った。

▽カップ準々決勝（1〜8位）

・フランス　17-14　フィジー

・南アフリカ　25-5　オーストラリア

・アルゼンチン　22-19　ニュージーランド

・ケニア　26-10　アメリカ

▽カップ準決勝

・南アフリカ　21-12　フランス

・アルゼンチン　24-22　ケニア

▼カップ決勝（優勝決定戦）

・南アフリカ　29-14　アルゼンチン

▼3・4位決定戦

・フランス　28-26　ケニア

▽プレート準決勝（5〜8位）

・フィジー　38-19　オーストラリア

・アメリカ　28-14　ニュージーランド

▼プレート決勝（5・6位決定戦）

・フィジー　29-19　アメリカ

▽ボウル準々決勝（9〜16位）

・スコットランド　26-14　サモア

・ウェールズ　21-12　ジンバブエ

・カナダ　55-0　ロシア

・イングランド　49-7　ポルトガル

▽ボウル準決勝

・スコットランド　29-14　ウェールズ

・イングランド　21-14　カナダ

▼ボウル決勝（9・10位決定戦）

・スコットランド　19-0　イングランド

▽シールド準決勝（13〜16位）

・サモア　33-0　ジンバブエ

・ロシア　38-5　ポルトガル

▼シールド決勝（13・14位決定戦）

・サモア　40-5　ロシア