出場停止あけボッシュがアルゼンチン先発 最強布陣で初のW杯決勝進出めざす
(撮影:早浪章弘)
南米の誇りであるロス・プーマス(ラグビーアルゼンチン代表)がワールドカップで新たな歴史をつくるべく、25日に準決勝で世界ランキング2位のオーストラリア代表に挑む。英国のトゥイッケナムで開催される大勝負に向け、ダニエル・オルテガ ヘッドコーチは試合登録メンバーを発表した。
プールステージのナミビア戦で危険なタックルをし、1試合の出場停止処分を受けていたベテランのCTBマルセロ・ボッシュが戦列復帰し、先発する。それ以外のスターティングメンバーは準々決勝(アイルランド戦)と同じ顔ぶれだ。脚を痛めて出場が心配された主将のHOアグスティン・クレーヴィーも決戦の舞台に立つ。
23人のうち、PRマルコス・アイェルサ、FLフアン・マルティン・フェルナンデス・ロべ、CTBフアン・マルティン・エルナンデスは2007年にワールドカップ3位の偉業を遂げた男たち。
オーストラリアとの通算成績は5勝1分18敗と負け越しているが、昨年10月に地元メンドーサで倒し、大きな自信を得た。今年の南半球4か国対抗戦では南アフリカからも金星を獲得しており、その勢いはワールドカップで増しているようにも見える。
アルゼンチン代表のトレードマークはスクラムへの情熱。奇しくも、準決勝の対戦相手であるオーストラリア代表のFWパックは元アルゼンチン代表HOのマリオ・レデスマが鍛え上げており、スクラム対決は大きな見どころだ。
アルゼンチンはバックスも充実しており、走力と創造性に富んだ選手がそろう。今大会ですでに5トライを挙げ、ワールドカップ1大会でのアルゼンチン代表最多トライ記録を更新したWTBフアン・イモフ、得点ランキングで現在2位につけているSOニコラス・サンチェスも勝利へのキーマンとなる。
1. Marcos Ayerza 2. Agustin Creevy(主将) 3. Ramiro Herrera 4. Guido Petti 5. Tomas Lavanini 6. Pablo Matera 7. Juan Martin Fernandez Lobbe 8. Leonardo Senatore 9. Martin Landajo 10. Nicolas Sanchez 11. Juan Imhoff 12. Juan Martin Hernandez 13. Marcelo Bosch 14. Santiago Cordero 15. Joaquin Tuculet
〔控え選手〕
16. Julian Montoya 17. Lucas Noguera 18. Juan Figallo 19. Matias Alemanno 20. Facundo Isa 21. Tomas Cubelli 22. Jeronimo De La Fuente 23. Lucas Gonzalez Amorosino