ワールドカップ 2015.09.27

イタリアがカナダに辛勝 キーマン欠きながらもD組争い残った!

イタリアがカナダに辛勝 キーマン欠きながらもD組争い残った!
逆転トライを決めるイタリア代表のCTBガルシア(Photo: Getty Images)

 イギリスで開催されているラグビーワールドカップ2015は大会7日目(9月26日)。リーズのエランロードではプールDのイタリア対カナダ戦がおこなわれ、欧州シックスネーションズの一角であるイタリアが苦しみながらも23-18で辛勝した。

 テリトリー、ボールの支配率はともにカナダが約60%と上回った。前半15分には左WTBのDTH・ファンデルメルヴァが自陣深くから左タッチライン沿いを突破して敵陣に持ち込み、CTBキアラン・ハーンを経由してトライを奪い、序盤をリードした。
 その後、13-10と逆転されたカナダだったが、44分(後半4分)、ラインアウトから大きく展開してFBマット・エヴァンスがゴールへ駆けぬけ、ゲームをひっくり返す。

 しかし、主将のNO8セルジョ・パリッセとバックラインのキーマンであるCTBアンドレーア・マージを怪我で欠くイタリアは押され気味だったものの、58分、ラインアウトからのサインプレーが決まってゲームキャプテンのHOレオナルド・ギラルディーニがゴール前まで突進し、すばやいリサイクルからCTBゴンサロ・ガルシアが逆転トライを挙げた。ゴールキック成功で、20-15。

 それでも、15年ぶりのイタリア戦勝利と1991年大会以来のワールドカップ8強入りをあきらめないカナダは、何度もテンポ良いアタックで敵陣深くに攻め込んだ。72分、PGを決めて20-18、2点差とする。

 しかし、イタリアが耐えた。終盤を敵陣でプレーし、最後にショットで3点を追加して接戦をものにした。

 カナダはこれで0勝2敗(勝点1)。イタリアは1勝1敗(勝点4)となり、10月4日には、悲願の準々決勝進出へビッグチャレンジとなるアイルランド戦に臨む。

PICK UP