ワールドカップ6勝目を狙うルーマニア FWトニツァは4回目の出場へ
1987年の第1回大会から連続してラグビーワールドカップに出場してきたルーマニア代表は、英国で開催される今秋の大舞台でも勇姿を披露する。そのスコッド31名が発表された。
現在の世界ランキングは17位。エンブレムは樫の葉で、チームの愛称は「オークス」だ。
指揮を執るのはウェールズ代表のアシスタントコーチを務めたことがあるリン・ハウェルズ ヘッドコーチ。キャプテンは前回大会を経験している62キャップのFL/NO8ミハイ・マコヴェイが務める。主将と同じくフランスのクラブに所属しているNO8オヴィディウ・トニツァ(35歳)は5回目のワールドカップ参加となる(1999年大会は試合出場していない)。
テストマッチ通算600得点に到達した同国得点王のSOフロリン・ヴライクやプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)のサラセンズに所属しているFB/WTBカタリン・フェルクも中心メンバーとなる。
外国人選手もおり、昨年11月の日本代表戦にも出場して19キャップを持つジョージア(グルジア)出身のPRオタール・トゥラシュビリのほか、今年6月に代表デビューしたばかりのニュージーランド出身SOマイケル・ウィリンギ、トンガ生まれのCTBパウラ・キニキニラウ、南アフリカから来たLOヨハネス・ファンヒアデンも新戦力となった。
ルーマニア代表は前回大会は4戦全敗で、プールステージを突破したことは過去一度もないが、ワールドカップでは通算5勝をあげている。
2大会ぶりの勝利とさらなる躍進をめざす今大会は、プールDでフランス、アイルランド、カナダ、イタリアと対戦する。
【FW】
Ion Paulita(ペルピニャン/フランス)、Mihaita Lazar(カストル/フランス)、Andrei Ursache(カルカソンヌ/フランス)、Alexandru Tarus(ティミショアラ)、Horatiu Pungea(オヨナ/フランス)、Andrei Radoi(ティミショアラ)、Otar Turashvili(コロミエ/フランス)、Eugen Capatana(ティミショアラ)、Valentin Popirlan(ティミショアラ)、Johannes van Heerden(バヤマレ)、Marius Antonescu(タルブ/フランス)、Valentin Ursache(オヨナ/フランス)、Mihai Macovei(主将/コロミエ/フランス)、Viorel Lucaci(ステアウア)、Stelian Burcea(ティミショアラ)、Ovidiu Tonita(プロヴァンス/フランス)、Daniel Carpo(CSMブクレシュチ)
【BK】
Florin Surugiu(CSMブクレシュチ)、Valentin Calafeteanu(ティミショアラ)、Tudorel Bratu(ディナモ)、Danut Dumbrava(ステアウア)、Michael Wiringi(バヤマレ)、Paula Kinikinilau(ティミショアラ)、Florin Vlaicu(CSMブクレシュチ)、Csaba Gal(クルジュ)、Adrian Apostol(バヤマレ)、Ionut Botezatu(バヤマレ)、Florin Ionita(ステアウア)、Madalin Lemnaru(ティミショアラ)、Catalin Fercu(サラセンズ/イングランド)、Sabin Stratila(ステアウア)