女子
2015.06.28
追手門学院大女子、好調。太陽生命ウィメンズセブンズ秋田大会初日
先週の東京大会で準VだったRugirl-7を倒した追手門学院大女子。
(撮影/松本かおり)
(撮影/松本かおり)
6月27日、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2015 秋田大会第1日がおこなわれた。6月28日には第2日が開催され、今季3大会目の女王が誕生する。
雨が降りしきる中で繰り広げられた初日。輝いたのは追手門学院大学女子ラグビー部だ。初戦、東京大会準優勝のRugirl-7に12-0と完封勝ちすると、世田谷区ラグビースクールレディース、RKUラグビー龍ケ崎レディースにも勝ってプールBで首位となった。福島わさながゲームをコントロールし、よく鍛えられたテクニックと運動量で安定した試合運びを見せた。
東京大会を制した東京フェニックスRCも好調だ。プール戦3試合で87得点、7失点という圧倒的な内容でプールAの1位に。昨シーズン以来続けていた4大会連続優勝が東京大会で途切れたARUKAS QUEEN KUMAGAYAもスマートな試合展開で3連勝、プールCの1位で初日を終えて2日目の決戦へ挑む。
同シリーズの大会がおこなわれたあきぎんスタジアムは、秋田市内の八橋運動公園内にある球技専用スタジアムで、地元の秋田銀行が昨年命名権を取得して現在の呼称となっている。秋田ラグビーの名勝負が繰り広げられてきた場所で、カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツを率いる吉田義人監督(秋田工出身)は懐かしそうにグラウンドを見つめていた。現在でこそ芝が敷き詰められ、快適な環境となっているスタジアム。しかし同監督が高校生の頃は土で、泥んこになって楕円球と勝利を追った記憶が残っている。
今季の最初の大会、保土ヶ谷大会(4月)では最下位に終わり、今大会でも初日は3敗。なかなか勝利に手が届かないパイレーツだが、ぶきるプレーは着実に増えている。指揮官の思い出の地で勝利を挙げ、今大会こそ最下位を脱出したい。