海外 2015.06.23

元オールブラックス主将ウマンガ、ブルーズの新ヘッドコーチ就任!

元オールブラックス主将ウマンガ、ブルーズの新ヘッドコーチ就任!

Umaga

ブルーズヘッドコーチ就任会見で意気込みを語るウマンガ
(Photo: Getty Images)

 ニュージーランドのオークランドを本拠地とするスーパーラグビーチームのブルーズは23日、新ヘッドコーチに、元オールブラックス主将のタナ・ウマンガ(42歳)が就任すると発表した。3年契約。
 スーパーラグビーで優勝3回の戦績を誇るブルーズだが、過去4年連続で10位以下と低迷し、今年はチームワーストの3勝13敗(14位)という成績に終わったことで、先週、ジョン・カーワン ヘッドコーチが辞任を発表していた。

 ウマンガは選手時代は主にCTBでプレーし、ウェリントンやハリケーンズのファンを熱狂させた英雄。ニュージーランド代表として74キャップを重ね、そのうち21試合で主将を務め、偉大なリーダーシップを発揮して史上最高のキャプテンのひとりといわれた。
 
 フランスのトゥーロンに在籍していた頃(2006〜2010年)から指導者としてのキャリアをスタートさせ、ニュージーランドに帰国後はカウンティーズ・マヌカウのプレーヤー兼コーチを務めたあとヘッドコーチとなり、1年目で国内1部リーグ昇格を遂げ、翌年には初めてランファリーシールド(NZラグビー界で100年以上の歴史を持つ権威ある盾)獲得を実現した。

 昨年4月にはアジア・パシフィックドラゴンズの指揮官として来日し、大阪・近鉄花園ラグビー場で日本代表(JAPAN XV)を35-29で倒している。

 今年は、U20ニュージーランド代表のアシスタントコーチとして4年ぶりの世界一に貢献。6月に開催されたワールドラグビーU20チャンピオンシップの期間中、いとこのジェリー・コリンズ(元オールブラックスFL)が交通事故で亡くなるという悲しい出来事もあった。

 日本チームも参加する2016年のスーパーラグビーからブルーズを指揮することになったウマンガ新ヘッドコーチは、「興奮している。そしてもちろん、我々の前には大きなチャレンジがあることもわかっている。とてもすばらしい選手たちがおり、彼らと一緒にやることを楽しみにしている。(再建に向けて)すぐに解決できる方法はない。厳しくやっていく。フィールド上でいいパフォーマンスを見せたい」と意気込みを語った。

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