海外
2015.05.31
イングランド王者はサラセンズ! 4季ぶりにプレミアシップ優勝
先制トライへ走るサラセンズのSOオーウェン・ファレル(Photo: Getty Images)
過去2シーズンはリーグ戦を1位通過しながら栄冠には届かず、昨季は決勝史上初の延長戦で涙をのんでいたサラセンズが、4年ぶりにイングランドの頂点に立った。
同国の最強クラブを決めるプレミアシップ決勝が、30日、トゥイッケナムで約8万人の観衆が声援を送るなかおこなわれ、レギュラーシーズン4位のサラセンズが同2位のバースを28-16で下し、4季ぶり2回目の優勝を遂げた。
サラセンズは序盤から主導権を握った。5分、カウンターアタックで一気に敵陣右深くに入り、テンポよく左へ展開してSOオーウェン・ファレルが先制。13分にはバースが自陣でパスを乱し、こぼれ球をHOジェイミー・ジョージが拾ってインゴールまで走り切り、リードを広げた。
セットプレーが安定しないバースが波に乗れない一方で、サラセンズは31分にもトライを決め、前半を25-3と大きくリードして折り返した。
後半、一時9点差まで詰められたものの、堅守でバースのトライを1本に抑え、終盤にはファレルのPGも効果的となり、チャンピオンの称号を手にした。