海外 2015.05.26

ジョージ・スミスがワスプスに移籍 プレミアシップ初挑戦!

ジョージ・スミスがワスプスに移籍 プレミアシップ初挑戦!

George Smith

衰えを知らないオーストラリアのレジェンド、ジョージ・スミス。
2013年ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦以来の代表復帰となるかも注目される
(Photo: Getty Images)

 かつてサントリーサンゴリアスで活躍し、トップリーグMVPを2季連続で受賞した元オーストラリア代表のFLジョージ・スミスが、来季はプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)のワスプスに加入することが明らかになった。25日、同クラブが発表した。

 2014年にサントリーを退団したあと、オプション付きの2年契約でフランスのリヨンに加入していたジョージ・スミスだが、リヨンは今季、国内最高峰リーグのトップ14で最下位となって下部リーグへの降格が決まったため、移籍を決断した。かつてリコーブラックラムズでプレーしたFLジェームス・ハスケルが新しいチームメイトとなる。

 これまで、ブランビーズ(オーストラリア)、トゥーロン、スタッド・フランセ(どちらもフランス)、サントリー(日本)、リヨンと渡り歩いてきたジョージ・スミスだが、プレミアシップでプレーするのは初めて。

 オーストラリア代表として111キャップを持ち、7月に35歳の誕生日を迎えるベテランは、新天地での活動に集中したいと話しているが、今秋のワールドカップに参加する可能性はゼロではない。これまでは、海外クラブに所属している選手はナショナルチームの選考対象外としてきたオーストラリア協会が、最近、代表選出に関する方針を変え、海外を拠点としている選手でも、オーストラリア協会と少なくとも7年間契約を結んだことがあり、テストキャップを60以上持つ者ならば、代表入りできるようにしたのだ。

 いまなお、試合で最もシャープなオペレーターと評されるジョージ・スミスに、注目が集まる。
 このほど、世界中の一流選手を集めて結成するバーバリアンズに招待されており、ホラニ龍コリニアシや藤田慶和らとともに、28日のアイルランドXV戦、31日のイングランドXV戦に参加する予定だ。

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