各国代表 2015.05.20

有田、垣永らにアピールチャンス! 龍シオアペラトゥーが初キャップへ

有田、垣永らにアピールチャンス! 龍シオアペラトゥーが初キャップへ

arita

ワールドカップ初参加をめざし日本代表でポジションを争うHO有田隆平
(写真はコカ・コーラの試合から/撮影:Hiroaki. UENO)

 約4か月後に迫ったラグビーワールドカップ(RWC)へ向けて強化を進めている日本代表のエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは20日、今週土曜日に香港のアバディーン・スポーツグラウンドでおこなわれる香港代表戦(アジアラグビーチャンピオンシップ2015 最終戦)の試合登録予定メンバーを明らかにした。

 昨年11月のジョージア(グルジア)戦でデビューしたPR垣永真之介がスターティングメンバー入り。8キャップを持つHO有田隆平は3年ぶりの先発出場に燃える。「まず、プロップとしてスクラム、ラインアウトの安定に全力を注ぎたい。先発という責任を持って、高い運動量をめざしてがんばって走りたい」と垣永。有田は「RWCの選手選考に向けて、大事な一戦になるので、自分の持てる力をしっかり100%出せるようにしたい。ポジション争いがより激しくなってくるので、ワンプレーワンプレーを精度の高いプレーを心がけて、チームの勝利に貢献したい」と意気込みを語った。

 また、パナソニックの万能FWであるホラニ龍シオアペラトゥーがリザーブメンバーに選ばれ、テストマッチデビューのチャンスがめぐってきた。
「2013年の日本代表の合宿に初めて参加したあと、前十字靭帯を断裂したり、復帰してからも負傷が多く、ここまで戻ってくるのには長い道のりだった。ようやく日本代表の初キャップを獲得できる機会を得て、RWCへつながる第一歩だと思うので、精一杯持っている力を出し切ってチームを支えたい」

 日本代表通算最多キャップ保持者のLO大野均もベンチ入りで、今年初出場へ。「久しぶりに戦列復帰となるので、うれしい。香港代表戦は気温、湿度ともに高く、タフなコンディションの中での試合になるが、グラウンドに出たら、チームに勢いを与えるプレーができるように準備していきたい」とコメントした。

 スーパーラグビー(チーフス)に参戦中のリーチ マイケル主将が不在の間、キャプテン代理を務めているPR畠山健介がこの試合は欠場するため、FB五郎丸歩がゲームキャプテンを務める。

 今週のベストの23人を選んだというジョーンズ ヘッドコーチは、「RWCへ向けての選手選考が最重要課題になってくる。今まで一生懸命練習してきたものの、あまり長い出場時間に恵まれなかった垣永、有田、ホップグッド、ホラニ龍シオアペラトゥー、内田らに、香港代表戦でプレーするチャンスを与えたい。今週もハードな練習をおこなってきたが、選手たちはRWCの選考の1試合になることを十分理解して、良い試合内容で香港代表に勝利してもらいたい」と語った。

<アジアラグビーチャンピオンシップ2015 最終戦 日本代表 試合登録予定メンバー>

1.平島久照(神戸製鋼)  2.有田隆平(コカ・コーラ)  3.垣永真之介(サントリー)  4.トンプソン ルーク(近鉄)  5.伊藤鐘史(神戸製鋼)  6.アイブス ジャスティン(キヤノン)  7.ヘイデン・ホップグッド(―)  8.ホラニ龍コリニアシ(パナソニック)  9.矢富勇毅(ヤマハ発動機)  10.立川理道(クボタ)  11.福岡堅樹(筑波大学 4年)  12.田村優(NEC)  13.カーン・ヘスケス(宗像サニックス)  14.藤田慶和(早稲田大学 4年)  15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)   

〔リザーブ〕
16.三上正貴(東芝)  17.湯原祐希(東芝)  18.ホラニ龍シオアペラトゥー(パナソニック)  19.大野均(東芝)  20.マイケル・ブロードハースト(リコー)  21.内田啓介(パナソニック)  22.山中亮平(神戸製鋼)  23.廣瀬俊朗(東芝) 

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