南ア、フィジーが五輪へ。日本代表はグラスゴーセブンズ初日は勝てず。
(Photo: World Rugby/Martin Seras Lima)
南アフリカとフィジーのリオ行きが決定した。
5月9日から始まった(〜10日)HSBCセブンズワールドシリーズ(SWS)2014-2015、第8戦スコットランド大会『グラスゴーセブンズ』。同大会の1日目を終えて、2日目の各カテゴリートーナメントへの進出チームが決まった。南アフリカとフィジーは、ともにカップトーナメントへの進出を決めた時点で、2016年に開催されるリオデジャネイロ五輪への出場が決定した。
同五輪から正式種目となる『セブンズ』。2014-2015シーズンのSWSは五輪予選を兼ねており、シーズン総合成績の上位4チームは自動的に出場権を手にすることが決まっていた。南アフリカとフィジーは、4月におこなわれた東京セブンズが終了した時点で総合成績の1位と2位。今大会でカップトーナメント(1-8位決定戦)に進出した時点で最低10ポイントを獲得し、ロンドン大会も含め今季この先すべて負けたとしても総合4位以上になることが確定した。
南アフリカチームの中心選手の一人、フランキー・ホーンは喜びの心境をこう話している。
「(五輪出場決定時は)私たちにとっては、素晴らしい瞬間だった。五輪の舞台に立つ過程に位置づけられる、セブンズにとって歴史的なシーズンで出場資格を得るために、私たちはハードワークを続けてきましたから」
男子セブンズ日本代表もグラスゴーセブンズに参加しているが、こちらは初日を3戦全敗で終えた。
プールDに入った日本代表は初戦でトライセービングタックルを2度見せるなど粘りの防御。アルゼンチン代表と引き分け(14-14)、同様のスタートを切って8強入りを果たした東京セブンズの再現なるかと期待は膨らんだ。しかし、続くアメリカ代表戦に7-38と完敗すると、続くカナダ代表戦にも0-38と敗れ、プール最下位が決まった。
日本代表はボウルトーナメント(9-16位決定戦)にまわり、初戦でフランス代表と戦う。現在総合成績で15位とコアチーム中最下位。来年もシリーズすべてに参加するためには、14位のポルトガル代表を超えなければいけない(現在総合獲得ポイントで8点差)。ライバルはプールCの最下位に終わり、こちらもボウルトーナメントへ。ケニア代表と戦うことになっている。