日本と同組のスコットランドに大打撃！　主力ＣＴＢが重傷でＷ杯絶望的

　スコットランド代表の12番に定着し、今年のシックスネーションズ（欧州6か国対抗戦）に3試合連続で先発出場していたアレックス・ダンバーが、トレーニング中のアクシデントでひざの前十字靭帯を断裂し、9月18日開幕のワールドカップ参加が絶望的となった。

　スコットランドラグビー協会によると、現地時間あす14日のイングランド戦に先発予定だったダンバーは病院で精密検査をおこない、手術が必要と診断され、回復まで6〜9か月かかるという。もしワールドカップに間に合わなければ、南アフリカ、サモア、アメリカ、そして日本とプールステージで戦いベスト8以上を目指すスコットランドにとって、大打撃となるのは間違いない。

　2013年のサモア戦でテストマッチデビューを果たし、現在14キャップを持つダンバーは、4月に25歳の誕生日を迎える。グラスゴー・ウォーリアーズの主力選手でもあり、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリアのトップクラブで編成されるリーグ（プロ12）では昨季、スコットランドをベースとする選手で唯一、“プロ12ドリームチーム”に選ばれていた。

　スコットランド代表ではほかに、LOリッチー・グレイ、SOダンカン・ウィアー、WTBショーン・ラモント、WTBショーン・マイトランドなども負傷で離脱している。