国内 2015.01.03

ヤマハ、東芝に1点差で白星 FLトゥイアリイらがスタイル体現

ヤマハ、東芝に1点差で白星 FLトゥイアリイらがスタイル体現

TL1

ヤマハが連勝。写真中央は突進するHO日野
(撮影:松本かおり)

<トップリーグ 2ndステージ グループA 第6節>
東芝 28-29 ヤマハ発動機 
(2015年1月3日/東京・秩父宮ラグビー場)

 前半12分、中盤左。東芝のラインアウトからの攻撃に、ヤマハがダブルタックルを重ねる。「(走者へ)1人目が下、2人目がボールに。その間に(他の選手が守備列を)速くセット」。SO大田尾竜彦は集中する。
 日本代表のFLリーチ マイケル ゲーム主将への「2人目」は、元ニュージーランド代表のFLモセ・トゥイアリイだった。7歳年下の敵のキーマンに、正面から、差し込む。
「ボールを取るため、ハードに」
 東芝の援護役、たまらず接点への横入りで反則。ヤマハ、敵陣ゴール前でラインアウトを獲得する。モールからのNO8堀江恭佑のトライなどで、スコアを12-0とした。
 8チーム中4位(第5節終了時)で4強入りを睨むヤマハは、中盤まで激しい肉弾戦から敵陣の深い位置でのセットプレーを得続けた。2位だった相手を1点差で制し、暫定3位となる。東芝はヤマハが乱れた終盤に巻き返すも、冨岡鉄平ヘッドコーチは「エリアマネジメント、1対1。上位チームとやる時に犯してはならないミスが」。
 あの激突の相手を語る際、FLリーチは敬意と自尊心をにじませた。
「僕の憧れの選手でした。とても、ではないけど、パンチが強かった」

(文:向 風見也)

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