海外 2014.10.27

アジアの連携。 ボールとピッチと仲間があれば。

アジアの連携。 ボールとピッチと仲間があれば。

asia japanese

伝統ある「Asian Japanese Rugby Championship」。ここで生まれた絆は一生モノ

 10月25日、上海にてアジア各地の日本人ラグビークラブが大集結しての大会が開催された。今年で17回目を迎えるこの大会は最大規模となり、初参加のインドを含めて、12チームが登録(15を超える国と地域)、参加者は400人を超えた。

 年々規模感が高まるこの大会。第1回から主催に尽力してきた大国能彦大会委員長は語る。
「ラグビーをしたい純粋な気持ちを抱えた各駐在員たちが、忙しい中でも時間をやりくりして仲間のために集まる。気持ちが集うことが素晴らしいね。ボールとピッチと仲間、これが大切だよね」
 日本協会からも岩渕健輔GMが視察に訪れ、「これだけの人数がアジアでラグビーに関わってるのですね、規模にびっくりしました」との感想を述べながら、各地域の日本人学校などを基礎としてタグラグビーの普及、アジア各地の日本人チームの連携を訴えた。

 大会は王座奪回に燃える上海と昨年覇者のバンコクの激突。プミポン国王カラーの鮮烈な黄色のジャージに身を包んだバンコクが連覇を果たし、凱歌を高らかに歌い上げた。

(写真と文/萬井淳)

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優勝したバンコクチームへ、重みのあるカップが渡された

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