ワールドカップ 2014.09.27

ロシアが2大会連続のW杯出場に王手! 最終予選プレーオフ第1戦に逆転勝利

ロシアが2大会連続のW杯出場に王手! 最終予選プレーオフ第1戦に逆転勝利

2015

ホームで、2003年大会以来のW杯出場を決めたいウルグアイ代表。
写真はプレーオフ第1ラウンドの香港戦より(Photo: Frankie Deges / IRB)

 ラグビーワールドカップ2015に出場する最後の1枠をかけた敗者復活戦、最終予選プレーオフのファイナルラウンドがいよいよ始まった。イングランド行きの切符をつかむのは、2大会連続2回目の出場を狙うロシア代表か、それとも、3大会ぶり3回目の大舞台を目指すウルグアイ代表か。
 ホーム&アウェイ方式でおこなわれる最終決戦の第1節で勝利したのは、ロシア代表だった。9月27日、地元クラスノヤルスクでおこなわれた激闘を22−21で制し、王手をかけた。

 ロシアは9−12の3点ビハインドで迎えた前半38分、スピーディーにボールを動かす果敢なアタックで敵陣22メートルライン内に入り、テンポよく攻め続け、ギャップをPRが突いて逆転トライを挙げた。コンバージョンも決まり、16−12でハーフタイム。

 後半、ウルグアイにペナルティゴール(PG)を重ねられ、60分過ぎには2人続けてイエローカードをもらい逆転PGを許したロシアだが、13人になりながらもゴールラインを割らせなかった。68分には、2011年のワールドカップを経験しているSOユーリー・クシュナレフが、この日ノーミスの右足で5本目のPGをねじ込み、22−21と再逆転。
 2007年と2011年大会の最終予選プレーオフで涙をのんできたウルグアイは、12年ぶりの夢に近づこうと、終盤のほとんどを敵陣で攻めたが、75分のPGはわずかに左へ外れ、77分のドロップゴールも失敗し、ロシアが1点差ゲームをものにした。

 最後の戦いは10月11日、ウルグアイのモンテビデオでおこなわれる。ロシア代表は、その第2戦に勝つか引き分けでワールドカップ2015の出場権を獲得。ホームチームが2点差以上の勝利なら、ウルグアイ代表が歓喜となる。

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