日本代表＆サントリーＦＷツイ　豪州レッズ入り！　スーパーラグビー挑戦へ

　新たな日本代表選手が南半球最高峰リーグのスーパーラグビー出場に近づいた。
　サントリーサンゴリアスは29日、同チームに所属する日本代表FL/NO8のツイ ヘンドリックが、オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンを本拠地とするレッズへ期限付きで移籍すると発表した。レッズは同国代表のSHウィル・ゲニアやSOクウェイド・クーパーなど世界トップクラスの選手を多数擁し、2011年のスーパーラグビーで初優勝を遂げた強豪チーム。
　ツイの移籍期間は2015年3月〜2015年8月の予定で、2013年にハイランダーズで日本人初のスーパーラグビープレーヤーとなったSH田中史朗（パナソニック）、来季もメルボルン・レベルズの背番号2を狙う堀江翔太（パナソニック）、そして今年のレベルズで堀江とともに奮闘したCTB/WTBマレ・サウ（ヤマハ発動機）に続く、日本代表選手4人目のスーパーラグビー出場が期待される。

　ツイはニュージーランド出身の26歳。帝京大学を卒業後、パナソニックワイルドナイツを経て、2013年からサントリーでプレーしている。日本代表のメンバーでもあり、2012年6月のトンガ戦でテストマッチデビューを果たし、現在は25キャップを持っている。
　今年8月に日本に帰化。

　サントリーは「私たちの仲間のツイ ヘンドリックのスーパーラグビー挑戦を非常にうれしく思います。彼の挑戦が本人のみならず、サンゴリアスそして日本ラグビーの発展につながるものと信じております。世界での挑戦をチームとしても歓迎し、期待して応援したいと思います」とエール。
　ワールドクラスの猛者が集う舞台に飛び込むツイは、「今回、このようなすばらしい機会をいただけたことをとてもうれしく思っています。サントリーをはじめ、関係者の方たちが自分のラグビーキャリアをここまでサポートし、広げてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。レッズでの新しい挑戦は、自分にとってすばらしい経験になり、また自分のラグビーを向上させる良い機会になると思うので、今からとても楽しみにしています」とコメントを発表した。