女子ラグビーワールドカップきょう開幕! NZ5連覇なるか、それとも…
第7回目となる女子ラグビーワールドカップ(15人制)が、8月1日にフランスで開幕する。出場するのは5大陸の12チーム。アジア代表として挑むのは、昨年9月の最終予選で日本代表(サクラフィフティーン)を25-23で下したカザフスタン代表だ。
優勝候補本命と見られているのは、1998年大会からの5連覇を狙うニュージーランド。同国の2013年女子最優秀選手であるSOケリー・ブレイジャーや、セブンズ代表の主将でもあるCTBフリアナ・マニュエルなどは前回大会の優勝を経験しており、“ブラックファーンズ”のキープレーヤーとなるだろう。ラグビーリーグ(13人制)の女子ニュージーランド代表主将だったWTBハニー・ヒレミも注目のひとり。女子のソニービル・ウィリアムズと呼ばれ、ニックネームは“ハニービル”だ。
2番手は、過去3大会連続決勝で涙をのんできたイングランドか。英国メディアの『ザ・テレグラフ』によれば、女子イングランド代表は12週間の強化合宿をおこない、なかにはトレーニングに参加するため仕事を辞めた者もいるという。20年ぶりの栄冠奪取に向けて、彼女たちも闘志を燃やす。70キャップを持つ30歳のスターFL、マギー・アルフォンジにとっては金メダル獲得へのラストチャンスかもしれない。
また、ワールドカップで4回銅メダルに輝いたことがあり、今年の女子シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)を制した開催国のフランスも初優勝の期待がかかる。4強入り3回の戦績を持つカナダや、前回大会3位のオーストラリア、初代女王のアメリカもあなどれない。
12チームは3組に分かれて総当たり戦をおこない、各プール1位と、プール2位で最も成績が良かったチームが準決勝に進む。ノックアウトステージは8月13日からで、パリのスタッド・ジャン・ブアンで17日、チャンピオンが決まる。
【プールA】 イングランド、カナダ、スペイン、サモア
【プールB】 ニュージーランド、アメリカ、アイルランド、カザフスタン
【プールC】 オーストラリア、フランス、ウェールズ、南アフリカ