各国代表 2014.05.01

松島、村田、ホップグッドが初キャップ獲得へ! 堀江恭、林もベンチ入り

松島、村田、ホップグッドが初キャップ獲得へ! 堀江恭、林もベンチ入り

1st cap

アジア・パシフィックドラゴンズとの強化試合で感触を得た松島幸太朗。テストマッチデビューへ
(撮影:AKIHIRO HAYANAMI)

 ラグビーワールドカップ2015に向けた日本代表の本格的な戦いがいよいよ始まる。同大会のアジア最終予選を兼ねるアジア五カ国対抗2014の、最初の相手はフィリピン代表。5月3日に敵地でおこなわれるその試合の日本代表登録メンバーが発表された。

 この春に初代表入りしたユーティリティFWのヘイデン・ホップグッド(釜石シーウェイブス)とCTB村田大志(サントリー)、それに昨年の欧州遠征からジャパンに加わったWTB松島幸太朗(サントリー)には先発ポジションが与えられ、テストマッチデビューする。同じく代表初キャップ獲得にハングリーなバックローの堀江恭佑(ヤマハ発動機)とCTB林泰基(パナソニック)はリザーブメンバーに名を連ねた。

 「私たちの一番の目的は来年のワールドカップの出場権を獲得することだ。その初戦となるこの試合に向け、現時点でのベストメンバーを選んだ」とエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ。先発15選手の総キャップ数が250と若いチームだが、日本代表らしいプレーを楽しみにしていると語り、「初キャップとなるホップグッド、松島、村田、堀江、林の5選手は努力を積み重ね、チームに順応している。今週のフィリピン代表戦でのパフォーマンスが非常に重要な経験となるはずだ」とコメントした。

 今春から新主将に任命されたリーチ マイケルは、「自分がキャプテンになって初めてのテストマッチということで、いい緊張をしている。イージーミスが多く前を見ていなかったというアジア・パシフィックドラゴンズ戦(4月26日、近鉄花園)での反省をしっかり修正して、フィリピン代表戦に向かっていきたい。アジア五カ国対抗2014の初戦なので、他のチームにプレッシャーをかけていけるように、香港代表よりも多く点数を取っていきたい」と意気込みを語った。

<アジア五カ国対抗 2014 第1戦 対フィリピン代表/日本代表 試合登録メンバー>

1.三上正貴(東芝)  2.湯原祐希(東芝)  3.畠山健介(サントリー)  4.ジャスティン・アイブス(キヤノン)  5.伊藤鐘史(神戸製鋼)  6.ヘンドリック・ツイ(サントリー)  7.リーチ マイケル(主将/東芝)  8.ヘイデン・ホップグッド(釜石シーウェイブス)  9.日和佐篤(サントリー)  10.田村優(NEC)  11.松島幸太朗(サントリー)  12.中村亮土(サントリー)  13.村田大志(サントリー)  14.藤田慶和(早稲田大)  15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)   

〔リザーブ〕
16.長江有祐(豊田自動織機)  17.木津武士(神戸製鋼)  18.山下裕史(神戸製鋼)  19.大野均(東芝)  20.堀江恭佑(ヤマハ発動機)  21.内田啓介(パナソニック)  22.林泰基(パナソニック)  23.廣瀬俊朗(東芝) 

≪テストマッチデビューとなる5選手のコメント≫

■ヘイデン・ホップグッド
「とてもわくわくしている。日本代表としてプレーするのは光栄。試合では、まず自分のやるべき仕事や役割をしっかり果たして、チームがJAPAN WAYのラグビーをプレーできるように貢献したい」

■松島幸太朗
「初キャップということは特に意識しないようにして、いつも通りの自分のプレーを出し、ミスを少なくして良い判断をできるようにして、結果を残していきたい」

■村田大志
「アタックやディフェンスでのコミュニケーション不足というアジア・パシフィックドラゴンズ戦で出た課題をしっかり修正して、フィリピン代表戦に臨みたい。日本代表の初キャップとなるので、さらに成長できるよう、そして、責任を果たせるように、しっかりとしたプレーをしたい」

■堀江恭佑
「昨年の秋に初めて日本代表に招集されてから、苦しい思いや厳しい練習をしてきた。その分しっかりと良い準備をして、やってきたことを出し切れるように精一杯がんばりたい」

■林泰基
「日本代表で3年間やってきて、やっと日本代表のジャージーを手にすることができた。試合に出られれば、桜のジャージーに誇りを持ち、ベストを尽くしたい」

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