松島、村田、ホップグッドが初キャップ獲得へ! 堀江恭、林もベンチ入り
(撮影:AKIHIRO HAYANAMI)
ラグビーワールドカップ2015に向けた日本代表の本格的な戦いがいよいよ始まる。同大会のアジア最終予選を兼ねるアジア五カ国対抗2014の、最初の相手はフィリピン代表。5月3日に敵地でおこなわれるその試合の日本代表登録メンバーが発表された。
この春に初代表入りしたユーティリティFWのヘイデン・ホップグッド(釜石シーウェイブス)とCTB村田大志(サントリー)、それに昨年の欧州遠征からジャパンに加わったWTB松島幸太朗(サントリー)には先発ポジションが与えられ、テストマッチデビューする。同じく代表初キャップ獲得にハングリーなバックローの堀江恭佑(ヤマハ発動機)とCTB林泰基(パナソニック)はリザーブメンバーに名を連ねた。
「私たちの一番の目的は来年のワールドカップの出場権を獲得することだ。その初戦となるこの試合に向け、現時点でのベストメンバーを選んだ」とエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ。先発15選手の総キャップ数が250と若いチームだが、日本代表らしいプレーを楽しみにしていると語り、「初キャップとなるホップグッド、松島、村田、堀江、林の5選手は努力を積み重ね、チームに順応している。今週のフィリピン代表戦でのパフォーマンスが非常に重要な経験となるはずだ」とコメントした。
今春から新主将に任命されたリーチ マイケルは、「自分がキャプテンになって初めてのテストマッチということで、いい緊張をしている。イージーミスが多く前を見ていなかったというアジア・パシフィックドラゴンズ戦(4月26日、近鉄花園)での反省をしっかり修正して、フィリピン代表戦に向かっていきたい。アジア五カ国対抗2014の初戦なので、他のチームにプレッシャーをかけていけるように、香港代表よりも多く点数を取っていきたい」と意気込みを語った。
1.三上正貴(東芝) 2.湯原祐希(東芝) 3.畠山健介(サントリー) 4.ジャスティン・アイブス(キヤノン) 5.伊藤鐘史(神戸製鋼) 6.ヘンドリック・ツイ(サントリー) 7.リーチ マイケル(主将/東芝) 8.ヘイデン・ホップグッド(釜石シーウェイブス) 9.日和佐篤(サントリー) 10.田村優(NEC) 11.松島幸太朗(サントリー) 12.中村亮土(サントリー) 13.村田大志(サントリー) 14.藤田慶和(早稲田大) 15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)
〔リザーブ〕
16.長江有祐(豊田自動織機) 17.木津武士(神戸製鋼) 18.山下裕史(神戸製鋼) 19.大野均(東芝) 20.堀江恭佑(ヤマハ発動機) 21.内田啓介(パナソニック) 22.林泰基(パナソニック) 23.廣瀬俊朗(東芝)
≪テストマッチデビューとなる5選手のコメント≫
■ヘイデン・ホップグッド
「とてもわくわくしている。日本代表としてプレーするのは光栄。試合では、まず自分のやるべき仕事や役割をしっかり果たして、チームがJAPAN WAYのラグビーをプレーできるように貢献したい」
■松島幸太朗
「初キャップということは特に意識しないようにして、いつも通りの自分のプレーを出し、ミスを少なくして良い判断をできるようにして、結果を残していきたい」
■村田大志
「アタックやディフェンスでのコミュニケーション不足というアジア・パシフィックドラゴンズ戦で出た課題をしっかり修正して、フィリピン代表戦に臨みたい。日本代表の初キャップとなるので、さらに成長できるよう、そして、責任を果たせるように、しっかりとしたプレーをしたい」
■堀江恭佑
「昨年の秋に初めて日本代表に招集されてから、苦しい思いや厳しい練習をしてきた。その分しっかりと良い準備をして、やってきたことを出し切れるように精一杯がんばりたい」
■林泰基
「日本代表で3年間やってきて、やっと日本代表のジャージーを手にすることができた。試合に出られれば、桜のジャージーに誇りを持ち、ベストを尽くしたい」