国内 2014.03.24

神戸製鋼に初の外国人ヘッドコーチ誕生! 元南ア代表グラントなど8選手退部

神戸製鋼に初の外国人ヘッドコーチ誕生! 元南ア代表グラントなど8選手退部

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コベルコスティーラーズを退部するピーター・グラント
(撮影:BBM)

 2013年度のトップリーグと日本選手権大会でベスト4だった神戸製鋼コベルコスティーラーズは24日、ヘッドコーチ職から退いた苑田右二氏に替わり、南アフリカ出身のギャリー・ゴールド氏(46歳)が新しい指揮官に就任すると発表した。神戸製鋼で外国人がヘッドコーチを務めるのは初めて。
 ゴールド氏はプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)に属するロンドン・アイリッシュや、スーパーラグビー(南半球最高峰リーグ)のストーマーズなどでヘッドコーチを務めたあと、南アフリカ代表のアシスタントコーチとして2011年ラグビーワールドカップに参加。その後は再びイングランドへ渡り、昨年12月までプレミアシップのバースで指導力を発揮していた。

 ゴールド新ヘッドコーチは、「日本のトップリーグにおいて頂点を狙うという強い情熱とチームのビジョンに非常に感銘を受けています。2019年ワールドカップ開催に向け、日本のトップチームがさらにステップアップし、ラグビーをさらに高めていく完璧なタイミングだと感じています。コベルコスティーラーズに加わる今後がエキサイティングな時間であることは間違いありません」と、チームを通じてコメント。
 同じ南ア人のデイビッド・ウィリアムス氏(36歳)が新アシスタントコーチとして彼を支える。

 平尾誠二ゼネラルマネージャーは、「チームとしては若手の台頭もあり戦力は整い、優勝を狙える力がついたと自負しています。新しい風をチームに吹き込むことでさらなる飛躍につなげたい。その新しい風こそが、ゴールド、ウィリアムス両氏であります」と期待を寄せた。

 また、同日に退部選手も発表され、4年間在籍した元南アフリカ代表のSOピーター・グラントや、日本代表キャップ保持者のHO水山尚範、元7人制ニュージーランド代表のFLジョシュ・ブラッキー、元日本A代表のSHアンダーソン ネーサンなど、8選手がコベルコスティーラーズのジャージーを脱いだ。

<神戸製鋼コベルコスティーラーズ 2013年度 退部選手>

■PR: 吉田 永昊(31歳/東京・法制第一高 → 法政大/9年間在籍)
■PR: 長江 勉(25歳/愛知・春日丘高 → 明治大/3年間在籍)
■HO: 水山 尚範(32歳/兵庫・報徳学園高 → 法政大 → NEC → NTTドコモ/1年間在籍)
■LO: 植村 始(27歳/大阪・東海大仰星高 → 同志社大/5年間在籍)
■FL: ジョシュ・ブラッキー(34歳/元7人制ニュージーランド代表/7年間在籍)
■FL: 新井 慶史(25歳/大阪・東海大仰星高 出身/7年間在籍)
■SH: アンダーソン ネーサン(29歳/宮城・仙台育英高 → 流通経済大/6年間在籍)
■SO: ピーター・グラント(29歳/元南アフリカ代表/4年間在籍)

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