フィジー14年ぶりにワールドシリーズ東京大会制覇! 準V南アは総合首位へ
「HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2013-2014」の第6ラウンド、東京セブンズが、3月22日と23日に秩父宮ラグビー場で行われ、フィジーが優勝カップを獲得した。昨年11月末のドバイセブンズ(第2ラウンド)に次いで、今季2冠目。フィジーがワールドシリーズ東京大会を制したのは2000年以来2度目となった。
決勝は南アフリカと対戦し、33−26。トライを取られたらすぐに取り返すハードバトルとなり、26−26で迎えたフルタイム直前、自陣22メートルライン付近でこぼれ球を拾った小柄なワイセア・ナグングが、左サイドを一気に振り切ってゴールへ駆け抜け、決勝点をあげた。
シリーズランキング3位のフィジーは東京セブンズで22ポイントを獲得し、8シーズンぶりの総合優勝に望みをつないだ。
一方、敗れた南アフリカだが、4季連続のシーズンチャンピオンを狙うニュージーランドを抜いて、ランキングトップに立っている。ニュージーランドは準決勝でフィジーに12−17で競り負け、3位決定戦でもイングランドに12−21で敗れた。
今季ワールドシリーズはのこり3大会。香港セブンズ(3月28〜30日)、グラスゴーセブンズ(スコットランド/5月3〜4日)、ロンドンセブンズ(イングランド/5月10〜11日)で決着がつく。
瀬川智広ヘッドコーチ率いる7人制日本代表は開催地枠で出場し、世界トップ15のコアチーム相手に健闘。大会初日のプール戦は1分2敗に終わったものの、ボウルトロフィーをかけた9位以下のトーナメント初戦で、かつて世界の頂点に立ったことがあるサモアを42−12と圧倒。ボウル準決勝でウエールズに19−24と逆転負けを喫したものの、今年最大の目標である来週末のコアチーム昇格決定大会(香港セブンズ)に向け、確かな手ごたえをつかんだ。
<セブンズ ワールドシリーズ 2013-14 第6戦・東京セブンズ>
【カップ準々決勝(1〜8位トーナメント)】
・ニュージーランド 21 – 12 オーストラリア
・フィジー 43 – 19 ケニア
・イングランド 14 – 10 カナダ
・南アフリカ 17 – 12 アメリカ
【カップ準決勝(1〜4位トーナメント)】
・フィジー 17 – 12 ニュージーランド
・南アフリカ 17 – 0 イングランド
【3・4位決定戦】
・イングランド 21 – 12 ニュージーランド
【カップ決勝(優勝決定戦)】
・フィジー 33 – 26 南アフリカ
【プレート準決勝(5〜8位トーナメント)】
・オーストラリア 36 – 0 ケニア
・アメリカ 28 – 15 カナダ
【プレート決勝(5・6位決定戦)】
・オーストラリア 17 – 12 アメリカ
【ボウル準々決勝(9〜16位トーナメント)】
・ウエールズ 24 – 19 スペイン
・日本 42 – 12 サモア
・スコットランド 12 – 7 ポルトガル
・フランス 21 – 17 アルゼンチン
【ボウル準決勝(9〜12位トーナメント)】
・ウエールズ 24 – 19 日本
・スコットランド 21 – 12 フランス
【ボウル決勝(9・10位決定戦)】
・ウエールズ 28 – 21 スコットランド
【シールド準決勝(13〜16位トーナメント)】
・サモア 24 – 12 スペイン
・アルゼンチン 24 – 21 ポルトガル
【シールド決勝(13・14位決定戦)】
・アルゼンチン 26 – 0 サモア