2016五輪セブンズは男女とも12チーム参加 アジア予選は1枠争い!
(Photo: IRB/F Deges)
2016年リオデジャネイロオリンピックのラグビー競技(セブンズ)に参加できるのは、男女ともわずか12か国・地域。アジア予選は1枠をめぐり、厳しい戦いになりそうだ。
国際ラグビーボード(IRB)は6日、リオデジャネイロオリンピック2016の予選フォーマットに関するリリースを発行した。そのなかで、男女ともにブラジルが開催国枠で自動的に出場権を獲得したと発表。これは、オリンピックで初めて行われるセブンズの予選フォーマットが国際オリンピック委員会(IOC)から承認されたことを受けたもので、この予選フォーマットでは、男女ともに既存のワールドシリーズと地域予選、世界最終予選を組み合わせることで、全世界からオリンピック出場が可能であるとともに、最も優れたチームと選手が集うことを実現している。
男子の出場国(12)は、4か国が2014−2015年シーズンのセブンズワールドシリーズで出場権を獲得するほか、IRBの6地域から1か国ずつ(アジア、アフリカ、オセアニア、ヨーロッパ、北米・カリブ、南米で各1枠)、世界最終予選を勝ち抜いた1か国、そして開催国のブラジルとなる。女子も同様のフォーマット。
男子7人制日本代表、女子7人制日本代表とも今年中にコアチーム昇格を果たせばセブンズワールドシリーズでのオリンピック出場権獲得も可能だが、現実的にはアジア予選が最大のターゲットとなるだろう。男子は香港のほかにスリランカ、韓国、フィリピンも力をつけており、女子は宿敵・中国を倒さなければならない。
男女とも、各地域予選は2015年6月1日から同年12月末の間に行われる予定で、試合日程は今年中に発表される。また、1枠を争う世界最終予選は男女各16チーム参加(各地域予選で敗れたうちのランキング上位国:アジア 3、アフリカ 3、オセアニア 2、ヨーロッパ 4、北米・カリブ 2、南米 2)で行われ、各地域予選が終わってから2016年6月末までに実施することとなった。
IRBのベルナール・ラパセ会長は、「この予選フォーマットはすべてのIRB加盟協会にオリンピック出場の可能性を提供し、各地域から少なくとも1チームの出場を確保する一方、最高のチームと最高の選手を集めることで、セブンズがリオデジャネイロオリンピックの成功に目覚ましい貢献ができる。この予選フォーマットは各加盟協会の全面的な支持を受けて実現し、各協会は世界で最も素晴らしいスポーツの舞台で戦い、ブラジルや世界中の新たな観客にセブンズの素晴らしさを示す道が開けたことを喜んでいる」とコメントした。