海外 2014.02.01

立川理道がトライアルマッチ出場 ブランビーズウェイを習得中

立川理道がトライアルマッチ出場 ブランビーズウェイを習得中

Tatekawa

ブランビーズでひたむきにチャレンジしている立川理道(写真 http://www.photosport.co.nz)

 昨季スーパーラグビーで準優勝だったブランビーズ(オーストラリア)が31日、遠征先のニュージーランド(クィーンズタウン)でハイランダーズを相手にファーストトライアルを行い、クボタスピアーズから加入した日本代表のSO/CTB立川理道も試合に出場した。

 『オタゴ・デイリー・タイムズ』によれば、ブランビーズはフィールドポジションをうまくコントロールしたが、ハイランダーズの防御は堅く、15−11でホームチームが制した。
 ブランビーズのスティーブン・ラーカム新HC(ヘッドコーチ)は新加入選手たちにも次々とチャンスを与え、立川もピッチに立ったが、フィジカルゲームで出血する怪我に見舞われ、十分なアピールはできなかったようだ。

 英語がそれほど得意ではない立川には言葉の壁が心配されるが、「ラグビーにはラグビーの言語がある」とラーカムHC。「彼(立川)は我々のストラクチャーを頭にたたきこんで、早く順応しようと積極的だ。動きもどんどん良くなっている」と日本から来たプレーメーカーに期待している。
 立川は、オーストラリアの『Fairfax Media』のインタビューで今回のブランビーズ挑戦について訊かれ、「たった1年の計画ではありません。私は3、4年計画で考えており、これは最初のトライです」と答えている。「エディー(ジョーンズ日本代表HC)には、『チャレンジして、より良い選手になって日本に帰ってこい』と言われました」。

 2014スーパーラグビーは2月15日に開幕。南アフリカ勢が一足先に登場し、ブランビーズは一週間後の22日に第1戦を迎える(地元キャンベラでレッズ戦)。レギュラーシーズンは、6月のウインドウマンスを挟み、7月12日まで続く長期戦だ。プレーオフは7月18日(予定)から8月2日まで。

 立川が争うSOとインサイドCTBのポジションには、昨年オーストラリア代表デビューを果たしたマット・トゥームアやクリスチャン・リアリイファノがおり、20テストキャップ保持者の万能BKパット・マッケイブも首の骨折から復活した。また、新加入の元U20南アフリカ代表SOライオネル・クロニエもトライアルマッチでプレースキック力をアピールしており、競争は激しいが、立川はひたむきにスーパーラグビー出場を目指す。

PICK UP